付加価値の高い時間を作り出すバックオフィス改革
当社の第7次中期計画も3年目を迎え、情報システム部門では、生成AI等の新しい技術にも積極的に取り組みながらDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を進めています。
「バックオフィスのデジタル化」については、コロナ・パンデミックへの対応によるテレワーク環境の整備など、これまでもさまざまな「働き方改革」を進めてきました。しかし、それらの施策が本当に「働き方改革」と呼ぶにふさわしいものであったかという視点で振り返ると、業務の電子化や簡略化、ワークフローの効率化など、まだまだ付加価値を向上できる余地が多く残っています。バックオフィスのムダを減らし、付加価値の高い時間を創り出すことが、お客様へのより良いサービス提供につながると考え、「シン働き方改革」としてスピード感のある改革を進めています。
また、海外事業の拡大に伴い、グローバルでのセキュアなIT環境整備と、それに伴うITガバナンスの必要性が一層増加しています。規程・ツール、体制などの具体化を進め、グループ会社と連携した自律的なグローバルITガバナンスを実現したいと考えています。
今後とも関係各位のご理解ご支援をよろしくお願い申し上げます。
当社は2019年5月に第6次中期経営計画のひとつとして「働き方改革及び技術基盤整備」に1,000億円を投じることを掲げました。そのなかで情報システム部門では、2019年度から2021年度までを第6次IT中期計画として、働き方改革とデジタル化を進め、「バックオフィスのデジタル化」に取り組んできました。主なテーマとして「テレワーク推進」、「コミュニケーション変革」、「業務システムの刷新」、「情報セキュリティ対策の強化」、「グループ会計ガバナンスの強化」などに推進してきました。
また、 2022年5月には第7次中期経営計画のひとつとして「経営効率の向上・経営基盤の強化」を目指し、デジタルトランスフォーメーションの推進を掲げています。そのなかで情報システム部門では、2022年度から2026年度までを第7次IT中期計画として、「ライフタイム顧客接点強化」、「バリューチェーンのデジタル化」、「新規事業支援基盤構築」、「グローバルアーキテクチャ・ITオペレーティングモデル」、「データ活用力強化」、「IT組織変革」、「働き方改革」に取り組んでいきます。