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[土地活用ラボニュース 長野・松本市編]敷地の最適化を提案!賃貸マンションで相続に備える

公開日:2022/03/31

借地として貸し出していた所有地が返還されたため、相続対策や収益性の向上を目指し土地活用を検討。新たに賃貸マンションを建築した実例です。

返還された土地で収益確保と相続対策を目指す

長野県の中心地、鉄道やバスの主要ターミナル松本駅から徒歩5分、国宝松本城を臨み、北アルプスの山並みが美しい立地に、今回の実例である賃貸マンション「ジュヴネ・シライタ」が2022年3月に完成しました。「ジュヴネ・シライタ」は、敷地面積が約558坪、5階建て、1LDK・2LDKあわせて29室を持つRC造(鉄筋コンクリート造)の賃貸マンションです。

以前この土地は、オーナーである折井様が借地として企業に貸し出していましたが、事業を営んでいた方が高齢となり、事業承継を行わないため、土地を返還したいとお話がありました。本来は、収去の際には借家人が建物を解体して更地にして返していただく必要がありましたが、建物が大きかったこともあり、借家人の資金が足りず、オーナー側で更地にする支援を行いました。
そのため、その時点ですでに支出があり、「空き地のままにしておくのではなく収益のある事業をしたい」と折井様は考えました。また、「不動産を先祖から代々引き継いでいるので、私の代で手放すことなく、なるべく減らさず次の世代に残していきたい」という思いを持っていました。

プロジェクトを指揮した大和ハウス工業の出口は、収益確保と相続対策という二つの目的を果たすために、賃貸住宅を提案しました。松本駅から非常に近い立地であり、転勤者等の法人契約の需要を見込めると考えたのです。また、当該エリアは高さ15メートルの規制区域であるため、敷地いっぱい使うことができる鉄筋コンクリート造賃貸マンションを提案しました。

しかし、この土地は道路に面する間口が狭く、世帯数分の駐車場確保も難しい状況でした。そこで出口は、道路側の土地と北側隣地の購入を提案。道路付きで敷地も大きくなりスケールメリットが出ることで、相続対策になる規模感が実現しました。さらに、土地が効率よく活用されるため、コストパフォーマンスの良いRC造(鉄筋コンクリート造)の5階建て賃貸マンションができるという出口の提案に、折井様も納得しました。

魅力ある賃貸マンションを建てることで地域に貢献

建築に際し、折井様からは、次のようなご要望がありました。

「賃貸住宅に住まれるわけですから、いつか移られることもあるでしょう。ですから「松本に住んでよかったね」と言ってもらえる住まいをつくることが、住んでいただく方にとっても、住まわれる方をお迎えする松本の皆さんにとっても良いことなのではないでしょうか。国宝松本城のある松本市のランドスケープの中に、魅力的な一角を占めることができればいいですね。」

このような折井様のご要望にお応えするために、建物にはこだわりました。外観は地域のランドマークを目指し、バルコニーには、ご入居者が眺望を楽しめるコーナーバルコニーを採用し、開放感と立体感を創出しました。室内は梁をできるだけなくし、ゆとりのある天井高にしています。駐車場には、EV充電スタンドも設置しています。

返還された土地で収益の確保と相続対策を両立させ、また何よりも、住む人、地域の人へも貢献できるような賃貸マンションを目指した土地活用でしたが、担当の出口が大切にしていたことがあります。

「問題が起きた際は、私と工事担当者から折井様に逐一ご連絡、ご報告を行い、対処方法を迅速にお伝えすることで解決していきました。プロジェクトを進めるうえで最も大切にしていた対応の速さによって信頼関係を得ることができ、建物をうまく完成まで結びつけることができました。」

オーナー様からも「素敵な建物にしていただきました。とても嬉しく思います。家内も『いいじゃない』と言ってくれました。本当に良かったと思っています」と、素晴らしいご評価をいただきました。

隣接地を得ることで、オーナー様が望む土地活用を実現した今回の事例。活用をより効果的にするためのアイデアと、それを実現できる交渉力こそ、成功へ導く鍵になります。
成功する土地活用の秘訣は大和ハウス工業へご相談ください。

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