[土地活用ラボニュース]流通店舗事業の取り組み
公開日:2023/09/29
流通店舗事業とは
流通店舗事業は、地域やそこで働く人たちの暮らしを支え、未来を創っていくビジネス領域で事業を展開。土地の特性に合わせた適切な事業プランのご提案から、テナント企業様のご出店まで、土地活用をトータルでサポートしています。 土地は個別性の高い資産です。土地活用を行う際は、土地それぞれの価値を最大限に引き出す「活用法の見極め」がポイントとなります。大和ハウス工業は1976年から流通店舗事業をスタートさせ、ロードサイド店舗、ビジネスホテル、介護施設など、多彩な活用方法を駆使してきました。変化する社会ニーズをいち早く捉え、オーナー様、テナント企業様、地域の皆様にとって、適した施設をご提供します。
土地活用
さまざまな資産の中でも、土地が持つ大きな利点のひとつは、継続的に収益を生み出し得ることです。一方で、土地の所有には税務負担が伴います。固定資産税や都市計画税、いずれは相続税も加わります。 土地を活用する場合、まずは税負担に対応できるように土地を活用する、これがすべての土地オーナー様の基本課題ではないでしょうか。 但し、ここで重要なのは、「土地は個別性の高い資産である」ということです。それぞれの価値を最大限に引き出す「活用法の見極め」が、ポイントとなります。 この「活用法の見極め」について、東京本店 流通店舗事業部 第四事業部 営業課 上席主任 後藤潤子は、「重要なのは、その土地に適したプランニングです。大和ハウス工業では、幅広い事業とノウハウ、長年の実績を活かし、それぞれの土地にとって、オーナー様の想いに寄り添った形で適したな事業をご提案できます。土地には幹線道路に面した土地、閑静な住宅地など、さまざまな立地条件があります。例えば、駅前や駅近の土地ならビジネスホテル・テナントビル、利便性が高い市街地ならオフィスビル、幹線道路沿いであれば店舗やショールーム、住宅地であれば介護施設、郊外の土地なら物流施設、工場跡地などの大規模な土地であれば複合商業施設といった具合です」と、その土地に適した方法を選択することの重要性を語ります。
LOCシステム
大和ハウス工業は、皆様にとってメリットのある施設をご提供するたに、「LOCシステム」という仕組みを持っています。「LOCシステム」は、土地の有効活用を希望する土地オーナー様と、新しい事業展開の拠点を求めるテナント企業様、双方のニーズを結びつけるネットワークです。 東京本店 流通店舗事業部 第四事業部 営業課 佐倉康祐は、この「LOCシステム」について、「当社は日頃より土地オーナー様、テナント企業様、双方のニーズを把握していますので、Win-Winになる提案をすばやく見つけ出すことができます。これまで取引させていただいたテナント企業様は4,300社を超え、施工実績は4万7,000棟以上あります」と語ります。 成功する土地活用のために大切なことは、土地の特性に合わせた活用プランと安心して事業継続できるサポート体制です。大和ハウス工業が独自に開発したLOCシステムを活用することによって、長期的な収益を見込め、資産価値の向上、日々の業務の負担軽減などが可能になります。また、テナント企業様との契約から設計・施工・アフターサポートに至るまで、ワンストップで行いますので、土地活用を安心してお任せいただけます。
オーナー会
土地活用は長期のわたる事業です。大和ハウス工業では、各事業所単位で運営している「オーナー会」があります。会員は個人のオーナー様を中心に、全国で6,000人を超えます。オーナー様同士の親睦を深め、情報交換ができるなど、末長いお付き合いをしていただいています。また、オーナー会の方々に向けて、資産価値を維持し続けるために、各種メンテナンスや新たな提案など、さまざまなサポートも行っています。
地域ニーズにも応える
流通店舗を誘致するということは、土地オーナー様とテナント企業様だけではなく、地域にも影響を与えます。前出の後藤は次のように語ります。「土地を有効に活用することは、地域社会の発展や活性化にもつながります。当社では地域に貢献する事業ニーズにも柔軟に対応します」 また、オーナー様の状況に応じて、事業形態にも選択肢をご用意しています。前出の佐倉は事業形態について、「大きく分けて2つあります。1つは土地オーナー様がテナント企業様の希望される建物を建設して賃貸する〔建物賃貸借方式〕。2つ目は土地オーナー様が土地のみを賃貸し、建物はテナント企業様が建設する〔事業用定期借地方式〕があります」と、状況とニーズに応じた事業形態を選択する必要性について語ります。
新たな取り組み
新たな取り組みも始まっています。大和ハウス工業が用意した土地にテナント企業様をリーシングした建物を建設し、投資家に販売するという、分譲と不動産投資を掛け合わせた新たなスキームによる商品の提供も行っています。また、ストック物件においても、資産価値の維持・向上、有効活用に、ワンストップで対応するリブネス事業にも取り組んでいます。 その土地にふさわしい建物を建て、活用する。土地オーナー様の課題を解決することはもちろん、企業や建物を利用する人、街、社会に至るまで活き活きとするような未来を創るために、大和ハウス工業の流通店舗事業は、共に考え、幅広いバリエーションでトータルサポートしていきます。