バリューチェーンのデジタル化
当社では、各事業における生産性向上や業務効率化といった経営基盤の強化(「守りのDX」)と、持続的に成長可能な企業を目指したビジネスモデル変革に向けて、収益力向上や新規事業創出につながる取り組み(「攻めのDX」)の両立を目指しています。
2023年度は「守りのDX」として物件ポータルサイトやD-Cameraなど既展開ソリューションの機能追加や、効率化のためのBIM拡張開発など、12件の本開発を行いました(一部予定含む)。また、データ利活用による効果を検証するためのPoC開発を6件行いました(一部予定含む)。
さらに、GHG排出量の見える化を円滑かつ正しく行うためのBIMに連動させた算出の仕組みづくりや、クラウド建材管理システム「TRUSS(トラス)」を展開する株式会社トラスをグループ会社化し、サプライチェーンマネジメントの強化にも取り組み、「攻めのDX」にも着手しています。
今後も引き続き、経営基盤の強化と収益モデルの進化をつなぐ「建設プラットフォーム」構築に取り組み、既存事業の建設プロセスで収集されたデータを、既存事業の価値提供や顧客体験の向上、さらに新規ビジネスの創出に取り組んでいきます。
図1:守りのDXと攻めのDXをつなぐ「建設プラットフォーム」のイメージ