バリューチェーンのデジタル化
日本の農業就労人口の減少や、異常気象の恒常化による農作物の供給不安、食料自給率の低下など、私たちの食の根幹である一次産業の農業を取り巻く環境が変化しています。
食品加工などの二次産業においても、食の安心・安全ニーズの高まりによる食品衛生の厳格化や加工現場における人手不足の課題に直面しています。
当社は植物工場システムagri-cube ID(アグリキューブ ID)により一次産業に関わることで、農業生産→食品加工→流通のすべてのビジネスに貢献し、さまざまな課題に直⾯している⽇本の農業・食のサプライチェーンに対して、これまで建築で培った⼯業化技術をバックボーンとした「農業の⼯業化=植物⼯場」で、新たな価値を提供します。
これまでの植物工場は「工場建築の際の分離発注による弊害」「栽培設備の環境制御の不備等による生産性の低下」が植物工場事業運営に悪影響を与える課題がありました。当社と三協立山で共同開発したagri-cub IDは「植物工場建設のワンストップ対応」「生産性の高い栽培設備」をご提供することで、植物工場事業の課題を解決致します。栽培管理上の各種デジタルデータ(温度・湿度・CO2濃度・溶液濃度・溶液phなど)を自動制御することで栽培環境の最適化を図り、野菜の周年栽培・安定生産を実現するとともに、専門知識を必要としない植物工場事業参入が可能となりました。
図1: agri-cube IDのサポート体制
図2: agri-cube IDの強み
図3:ミスミ野菜工場姶良の外観
図4:ミスミ野菜工場姶良の内観
株式会社 Misumi
ミスミ野菜工場 姶良
図5:(株)ベジタブルテック那珂市第二工場の外観
図6:(株)ベジタブルテック那珂市第二工場の内観
株式会社 ベジタブルテック
那珂市第二工場
当社は食品製造加工・食品流通の現場へ、植物工場agri-cube IDに加え、陸上養殖施設整備による新たな農水産物マーケットの確立・拡大に寄与し、日本の一次産業の課題解決・遊休農地や遊休施設の活用提案を行い、創業者精神である「世の中の役に立つ」事業へと展開していきます。
図7:当社一次産業による社会への貢献
植物工場事業(植物工場)で社会課題解決や新たな街づくりを目指す
日本の農業は異常気象の恒常化や担い手不足によりその持続性が危ぶまれ、都市計画においても耕作放棄地の増加や都市部への一極集中など、将来に向けた施策の必要性に迫られております。植物工場は誰でも参画できる新たな集約農業として農地の効率利用を促進し、物流施設等の事業施設との複合的街づくり提案を行い、地域の農業振興・雇用促進を推進し社会課題解決を提案していきます。