オープンイノベーション
当社は、創業時から社是の第一に「事業を通じて人を育てる」と掲げ、一貫して経営方針の柱としています。DXは経営戦略そのものであるとともに、企業や社会の未来を構築する力と捉え、デジタル技術を活用してビジネスに役立てるDX人財の育成を目指します。
DXを実現するには、全従業員がDXに理解・関心を持ち自分ごととしてとらえること、DXを推進する専門性をもった人財が活躍することが必要であると理解しています。そこで、デジタル技術を活用できるDX人財の体系を定義し(図1)、全従業員のDXに対する理解を底上げするとともに、システム・ビジネス・データ分野で専門知識を持つDX人財の育成に取り組みます。
図1:デジタル技術を活用できるDX人財の体系図
2022年度ではデジタル技術を活用できるDX人財の体系を定義し、全従業員(約1.6万人)に対してDXの知識や活用術についてのeラーニング(基礎編と実践編)を実施しました。(図2)
基礎編ではDXの定義や主要なデジタル技術などを教育し、DXへの理解度の向上を図りました。実践編では約500人の従業員を対象に、DXプロジェクトの進め方やDX実現のロードマップと役割分担など、より実践的な内容を教育し部門や組織内で主体的にDXを推進できる人財育成を目指しました。また、2023年4月以降に入社した社員にも基礎編を実施しています。
図2:eラーニング講座
eラーニングの受講者アンケートでは、基礎編・実践編ともに高い評価を得ることができました。
今後はワークショップ型研修を取り入れるなど、実践する機会も作りながら、デジタル技術を活用してビジネスに役立てるDX人財の育成を実現していきます。