デジタルと人の融合で「建設業の働き方改革」
当社は、将来の建設業界の技術者・技能者の減少を課題と捉え、2019年度より「現場の無人化・省人化」をキーワードにデジタルコンストラクションプロジェクトを発足させました。第7次中期経営計画最終年度の2026年度末には、建設プロセスのデジタル化を推進し、住宅事業における設計業務の生産性を40%、施工管理業務の生産性を50%、建築系事業では設計の生産性を20%、施工管理業務の生産性を30%向上させることを目標としています。
また、設計や管理業務で溜めたデータの利活用やICT施工の推進により、建設業界のリーダーとして建設現場における働き方の抜本的改革に挑戦してまいります。
さらには、中長期の取り組みとして、2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、BIMを活用したCO2の見える化や建材データの整備にも着手し、建設業界のビジネストランスフォーメーションにも取り組んでまいります。
当社は新しい働き方を実現する「バックオフィスのデジタル化」と並行して、「バリューチェーンのデジタル化」を進めています。
「バリューチェーンのデジタル化」では、建設業界全体のスマート化につなげる「建設プラットフォーム」やお客さまの実現したい人生をサポートする「 お客さまとのつながり強化」を進めます。また、BIM情報を高度に利活用することで建設DXを実現する「ものづくり改革」や物流施設の自動化などを目指す「建物管理の高度化」にも取り組んでいます。