DX実現のために着実に歩んでいく
私たち情報システム部門は、当社のDXを実現するために、出社を必要としない新たな業務フローの確立や、ITインフラの整備などを行う「バックオフィスのデジタル化」を推進しています。
2021年度は当社が国内事業の業務執行体制を7つの事業本部に再編成したことから始まりました。それに即して、情報システム部門も各事業本部とより一層の連携と、迅速なビジネス価値の創出を可能とするため、新たな業務執行体制を敷きました。また、今年度は第6次IT中期計画(*1)の最終年度であることから、各施策の到達点を明瞭にし、目標に向かって着実に進めています。一方で、次年度から始まる第7次IT中期計画についても、関係部門と協議を行いながら計画を組み上げている段階です。
今後は当部門が掲げているスローガン「もっとデジタルに」「もっとグローバルに」「もっと楽しく」を胸に、「バックオフィスのデジタル化」を通じて当社のDXをさらに加速していきます。
(*1)第6次IT中期計画:当社が定める第6次中期経営計画をふまえ、当部門の方針や重点実施策を定めたもの
当社は2019年5月に第6次中期経営計画の一つとして「働き方改革および技術基盤整備」に1,000億円を投じることを掲げました。そのなかで情報システム部門では、2019年度から2021年度までを第6次IT中期計画として、働き方改革とデジタル化を進めています。(図1)
「働き方改革および技術基盤整備」を行っていくためには「人海戦術からの脱却」、「業務の確実性向上」、「社員の充実感向上」が重要と考え、「バリューチェーンのデジタル化」と「バックオフィスのデジタル化」に取り組んでいます。
「バックオフィスのデジタル化」では、「テレワーク推進プロジェクト」、「コミュニケーション変革」、「業務システムの刷新」、「情報セキュリティ対策の強化」、「グループ会計ガバナンスの強化」などを推進しています。
ほかにも、業務効率化のための「RPA」やニーズに柔軟・迅速に対応するための「ローコード開発」に取り組んでいます。
図1:第6次中期経営計画の投資計画(2020.6 修正)