土地活用としての「コインパーキング事業」事例紹介(1)
月極駐車場からコインパーキングへ
公開日:2016/09/30
若い人たちを中心に「車離れ」が広がっているといわれる昨今、月極駐車場の経営は決して一筋縄では行きません。現在でも多くの月極駐車場が、その車室全てを満車に契約する事ができず、当初想定していた収益を上げることができずにいます。
そこで今回は月極駐車場からコインパーキングへ変更されたケースを紹介します。
実は土地活用としてのコインパーキングの事例では、この月極駐車場からの転換が最も多いパターンとなります。
この土地オーナー様は、月極駐車場を経営されていましたが、10台分の空きが発生していました。
一方でこの地域には時間貸し駐車場が不足していたということもあり、その10台分をコインパーキングに変更。
周辺地域の利便性が向上するとともに、10台分の賃料も得ることができたという、土地オーナー様、近隣住民双方にとって満足のゆく事例となりました。
次は、古くなったアパートの建て替えに伴い、付帯していた駐車場を一括で借り上げてほしいというニーズにお応えした事例です。
古くなったアパートは、築年数の経過により入居率が低下、アパートの付帯駐車場といっても空きが多いと不正駐車も多く、収益どころか不正駐車を誘発するリスクとなっていました。
そのため、このケースでは新築アパートの建設と同時に時間貸のコインパーキングを設置しました。
アパートの入居率向上と共に、駐車場のコインパーキングとしての一括借り上げにより、満車・空車に関わらず毎月一定の安定収入を得るとともに、不正駐車の問題も解決しました。
この事例は、月極駐車場として契約されていたものの、狭小地でしたが、比較的駅に近かった事もあり、生じていた空車スペースをとりまとめて、コインパーキングへ転換した例です。
月極駐車場の空車スペースをコインパーキングへ転換する場合、空車スペースが散在している事が多く、コインパーキングを設置するには、契約者様には場内で移動していただく若干の手間が発生しますが、コインパーキングで一括借り上げを行う事で、土地オーナー様は、あます事なく土地活用を行う事ができました。