大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

研究成果 建築系

光環境シミュレーション

環境解析では、建物の3Dモデルを用いてシミュレーションを行い、建物の環境性能を可視化・数値化します。そのうち、光環境解析では、自然光および照明光から建物の室内空間の光環境を高精度にシミュレーションできるため、設計段階から環境性能を把握し、最適な仕様の選定や形状の決定が可能になります。また、複数の設計案を比較する場合や、設計案の詳細な仕様や形状を決定する際の根拠にもなります。

輝度分布図(例)日時:2020.6.21(夏至)16時  天候:曇り(21012lx)

照度分布図(例)日時:2020.9.22(秋分)12:00  天候:曇り

社会課題(背景)

近年、建築における環境配慮はますます重視されるようになり、環境配慮提案を求められる機会が増えています。また、設計において3DCADが用いられる機会が増え、環境解析ソフトの利用が身近なものになりました。これまで難しいと思われがちだった環境性能を、シミュレーションにより可視化・数値化してわかりやすく提案することで、お客さまとのスムーズなコミュニケーションが可能になりました。

技術のポイント

  • 自然光および照明光から室内空間の光環境を高精度にシミュレーション
  • 地域、日時、天候などの屋外条件や内装材の物性をより実際の建物に近い状態に設定可能
  • 照度や輝度の分布を可視化し、明るさだけでなく、眩しさや照明エネルギー削減量などの検討も可能

適用用途

オフィスビル、商業施設、医療・福祉施設、ホテル・宿泊施設

研究員のセカイ

いつでも、どこでも、自然光があふれる、心地いい建物

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