大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

研究成果 建築系

スターズ基礎梁工法

スターズ基礎梁工法は、鉄筋コンクリート造基礎梁に点検用人通孔等として設けられる大開口貫通孔の補強工法です。星形補強筋等を用いた効率的な補強により、直径が梁せいの3分の1以下となる貫通孔を設けることができる業界トップクラス(※1)の貫通孔補強工法です。本工法により梁せいを抑えることができ、コンクリート量や廃土量が削減できるため、環境負荷や工事費を低減できます。(株式会社フジタとの共同開発)

従来工法との比較

  1. ※1 他社類似工法との比較より

社会課題(背景)

従来、地下空間の点検用として梁に貫通孔を設ける場合、その直径は梁せいの3分の1以下とすることが推奨されており、中低層の建物では、構造上必要がない場合にも梁せいを孔直径の3倍以上とされていました。例えば、直径600mmの貫通孔を設けるために、梁せいを1,800mm以上としていました。
このような背景を受けて、梁せいを抑えられる貫通孔補強工法を開発しました。

技術のポイント

  • 従来工法に比べて梁せいを抑えることで、コンクリート量や廃土量が削減できるため、環境負荷や工事費を低減
  • 従来の斜め補強筋の代わりに星形補強筋を用いることで、補強筋の配筋を簡素化
  • 製作が困難な特殊な金物などを用いず、簡易な加工鉄筋のみで補強要素を構成

適用用途

医療・福祉施設、オフィスビル、物流施設、工場

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