大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

研究成果 建築系

DUAL CORE BRACE

DUAL CORE BRACEは、平鋼(芯材)を角形鋼管(拘束材)で挟み込む構成の座屈拘束ブレースです。圧縮時にも座屈しないため、建物の耐震性能向上のほか、内外装の損傷低減、ブレース本数の低減によるプラン自由度の向上および合理的・経済的な構造設計に寄与できます。(株式会社フジタとの共同開発)

DUAL CORE BRACE

DUAL CORE BRACEの構成

社会課題(背景)

通常のブレースは、地震の揺れによる圧縮時に座屈という問題を避けて通れませんでした。DUAL CORE BRACEは、D-TEC BRACEなどの大型建物向け座屈拘束ブレースでは対応の難しい比較的規模の小さい建物へ採用することを目的に開発を行いました。
本ブレースは、一般財団法人 日本建築総合試験所の建築技術性能証明(GBRC建築技術性能証明 第13-21号 改)を取得しています。

技術のポイント

  • 構造ランクが最も高い「BAランク」相当の耐震ブレースとして設計可能
  • 制振ブレースとして、大地震時の建物の揺れ、内外装の損傷、居住者の恐怖感を軽減することが可能
  • 従来の圧縮ブレースに比べて配置構面を削減し、建物の意匠性や経済性が向上

実施例

適用用途

商業施設、オフィスビル、物流施設、医療・福祉施設、ホテル・宿泊施設、工場

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