大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

研究成果 まちづくり・都市開発

大気浄化壁面緑化システム

「大気浄化壁面緑化システム」は大気をファンで吸い込み、大気中に含まれる汚染物質を土壌層に吸着させた後、土壌中の微生物によって分解・浄化させる壁面緑化技術です。植栽した土壌層は空気清浄機のフィルターのように機能するため、大気中の排気ガス(NO2)やPM2.5を大幅に低減して、きれいな空気を提供します。

大気浄化壁面緑化システム

社会課題(背景)

屋上緑化は都市部の抱えるヒートアイランド対策の一環として、2000年代に入り急速に普及しました。また、壁面緑化も建物のファサード、美しい都市景観を形成する手段として目にする機会が増えてきました。近年、緑のもつ多面的効果がますます注目され、設置場所に合わせて様々な手法の展開が期待されています。

技術のポイント

  • 薄型の土壌基盤(土+通気層:300mm)に植栽することで、設置面積を省スペースに
  • 土壌層がフィルターとなって、排気ガス(NO2)やPM2.5を吸着し、土壌に溶けた排気ガス成分は植物の栄養分として吸収され、土壌に吸着されたNO2は微生物が分解して無害な窒素に還元
  • 土壌(吸着)、植物(吸収)、微生物(還元)のトリプル作用によって、排気ガスなどに含まれる二酸化窒素やPM2.5を浄化

適用用途

商業施設、ショッピングモール、空港、学校

生きる歓びを分かち合える

社会の実現に向けて。

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