ケーススタディ
食品の製品、加工、物流施設のケーススタディをご紹介
CASE7
食品工場(ペットフード)
高い衛生基準を備えたドギーフーズ株式会社。宗像工場から安心・安全を提供。
建設地 | 福岡県宗像市 |
---|---|
建物用途 | 食品工場(ペットフード) |
敷地面積 | 15,578.34m2(4,712.44坪) |
延床面積 | 5,207.07m2(1,575.13坪) |
竣工 | 平成29年1月(第1期) |
建物概要 | 2階建て |
多彩なペット用品・ペットフードを提供し、多くの飼い主の皆様にペット業界のリーディングカンパニーとして知られているドギーマンハヤシ株式会社様。同社が取り扱うペットフードは、豊富な商品ラインナップを誇っておられます。その国内における製造を担っているのが、グループ会社のドギーフーズ株式会社様です。
ドギーフーズ様の宗像工場が操業を開始されたのは1988年のこと。以来、同社では製品の多様化や増産に対応するため、増改築を重ねながら生産を続けてこられました。その旧工場も数年前より老朽化が大きな課題となっており、一時は大規模な増改築を検討されたのですが、それでは根本的な解消には至らないことから新工場の建設計画を決断されました。
施設計画にあたり、最もこだわられたのが“高い衛生基準に対応できる”こと。飼い主様にとって家族の一員であるペットに「安心・安全」な食品を提供する、というドギーマンブランドのポリシーを具現化する生産拠点として、人間と同様の食品衛生基準を満たす厳格な施設づくりを希望されました。
ペットフードには、国内だけでなく海外においても異なる厳しい品質基準や衛生基準があり、それぞれに許認可が必要です。平成29年1月に1期工事が完了した新工場は、各国の基準に対応でき、許認可を取得できる機能を備えた工場として、今後もドギーマングループ様の海外展開を支えていきます。
建設工事は、生産を保持しながら行うため、建て替えではなく敷地内の駐車場スペースを活用。稼働状況を見据えた増床および旧工場の解体を合わせ、3期に渡る工事となります。新工場の建築主はドギーマンハヤシ様、ドギーフーズ様が施設を借りる形で新たな生産体制がスタートしました。
ペットへ“食の安心・安全”を提供できる工場に満足しています。
ドギーマンハヤシ株式会社
代表取締役社長 林 雄一 様
いま多くのご家庭では、ペットを家族同然として飼われています。それだけに、弊社では『健康』を商品開発における大きなテーマとしており、特にペットフードに関しては、『食の安心・安全』を最大限に考慮した開発・生産を行っています。
新工場の建設にあっては「ペットフード安全法」の遵守はもちろんのこと、高い衛生基準を満たす施設づくりにこだわり、大和ハウス工業さんに建物の細部にもさまざまな要望を出しました。建物の設計・施工において、とてもスムーズな対応をしていただき、とても満足しています。また、私たちは過去に3件の施設建設の経験がありますが、各工程がこれほどスケジュール通りに進んだことにも感心しました。
今回の新工場建設は、旧工場の老朽化に対応したものですが、その他にも動線を改善し作業効率の向上を図ることも大きな目的でした。これにより増産も可能ですし、作業する従業員の環境改善にもつながっています。ドギーフーズの新工場完成を機に、多くの方に弊社の『食の安心・安全』へのこだわりをアピールしていきたいと思います。