大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

研究成果 住宅系

外張り断熱通気外壁

夏暑く、冬寒い日本の気候は、住まい手と住まいに大きな影響を及ぼします。省エネ性、耐久性を向上させた「外張り断熱通気外壁」は、厳しい日本の気候から住まい手と住まいを永きにわたって守り続けます。

断熱層 概念図

通気層 概念図

社会課題(背景)

1999年に省エネルギー基準が改正・強化(以下、次世代省エネ基準)され、当社は他メーカーに先駆けて次世代省エネ仕様を標準としました。しかし、柱と柱の間に断熱材を入れる従来の「充填断熱」では、柱などの構造体を通して外部の熱気や冷気を室内まで伝えてしまうことがありました。
そこで、再び業界に先駆けて、柱の外側に断熱材を施し構造躯体をすっぽり覆う「外張り断熱工法」を開発することで、外気の影響を抑えて壁の中の結露を防ぐとともに、冷暖房のコストを削減する住まいを実現しました。

技術のポイント

「外張り断熱通気外壁」は優れた性能をもつ外壁構造であり、当社の技術訴求に大きく貢献しています。

「外張り断熱」による熱橋対策

鉄骨フレームの外側にオリジナルの断熱材「高密度グラスウールボード」を施すことで、熱損失、鉄骨の温度低下を抑制

「通気層工法」による劣化対策

通気層工法は断熱材の外側に空気層を設け、そこに外気を導入。この通気層と、室内側の防湿層(防湿フィルム)の効果により壁体内の乾燥状態を保ち、壁体内の高湿化による内部結露を防止

生きる歓びを分かち合える

社会の実現に向けて。

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