大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

研究成果 住宅系

D-TEC SPIRAL(ディーテック スパイラル)

D-TEC SPIRALは、節の付いた柱状のセメントミルク体(セメント+水)と金属製の先端掘削刃からなる補強体を地盤内に築造し、建物を支える工法です。現場の土と混合撹拌する必要がなく、安定した強度と品質を確保し、軟弱な地盤でも安心して建物を建てていただくことができます。

D-TEC SPIRAL補強体

実施例

社会課題(背景)

近年では良好な地盤ばかりではなく、軟弱な地盤でも建物を建てる場合が多くなっています。建設地で地盤調査を行い、軟弱な地盤と判断された場合には地盤の状況に応じて、一般的に、表層改良工法、柱状改良工法、鋼管杭工法といった地盤補強工法が採用されます。しかし、セメント系固化材と現地の土を混合攪拌することによって柱状に地盤を補強する柱状改良工法では、土質によっては採用できないことがあったり、施工時に残土処理が必要でした。
そこで、これらを改善したオリジナルの地盤補強工法「D-TEC SPIRAL」を開発しました。

一般的な地盤補強工法

技術のポイント

  • 軟弱地盤が地表から2~9m程度までの場合に採用される節付セメントミルク杭工法
  • らせん状の節付き形状の補強体で、周面地盤との摩擦抵抗力を向上させ、杭径を細くできることにより、従来の柱状改良工法に比べ、セメント使用量を2/3~1/2に削減可能
  • 打設時に発生する排土も少なく、環境負荷低減に貢献
  • ​​​​​​​第三者機関である(一財)日本建築総合試験所において建築技術性能証明を取得し、お客さまに安全・安心を提供

適用用途

戸建住宅、集合住宅

生きる歓びを分かち合える

社会の実現に向けて。

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