大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

TWO-WAY 総技研とあなたをつなぐ2WAYコミュニケーション・ペーパー03

特集:災害から守る

災害から家や街を守る総技研が考える防災の家づくり・まちづくり。

日本各地を襲う地震や台風、豪雨などによる自然災害。災害は決して他人事ではなく、さらなる防災力が望まれています。
ただ最新の防災技術も家屋単位ではなく、街全体で普及しなければ意味をなしません。ではどうすればいいのか?
私たちはその問いに答えるため、日々研鑽に努めています。

総技研の防災への取り組み

総技研では、安全・快適な暮らしを実現するために、災害に備えた技術開発に取り組んでいます。

地震の被害を最小限に抑える耐震・免震・制震機能を持った構造物、被災時の停電に備えた家庭用蓄電池、防火性能・耐水性能に優れた独自の外壁システムなど、いざという時にその効果を発揮する革新的な技術の数々が、総技研の多分野にわたる研究開発能力によって生み出されてきました。

そして今、総技研では災害に強い住宅や建築物で構成された「災害に強いまちづくり」の実現に向けて研究を進めています。

災害に強いまちづくりには、個別の住戸だけでなく、公共施設・空間にも電力供給機能や防災・減災技術を導入していきます。さらに、ハード面の技術成果に加えて、災害時に大切な地域のつながりが実感できるまちづくり、普段の生活の中でも安心・安全で快適な暮らしを満喫できるまちづくりを目指して、さらなる研究と技術開発に努めています。

外張り断熱通気外壁

蓄電日頃から電気を蓄えておきます。

家庭用リチウムイオン蓄電池システムで電力を貯めておき、いざというときにその電力を使えます。

耐風暴風雨から建物を守ります。

動風圧水密試験機では、台風時の疑似暴風雨を再現し、建物の耐風圧性能や水密性能を検証します。

避難ベンチがかまどやトイレに早変わり。

公園などに、いざというときにかまどやトイレとして使えるベンチを設置しています。

創電停電時も安心です。

個人宅はもちろんのこと、集会所などの共用施設に太陽光発電システムを導入し、街全体の防災対策に役立てます。

防火火災から建物を守ります。

防耐火構造試験では、約840℃の火災を再現し、外壁の性能検証を行っています。

制震地震から大切な資産を守ります。

エネルギー吸収型木造制震耐力壁「グランデバイス」は、強い揺れを受けた時に、「くの字型ダンパー」が地震エネルギーを熱に変換して吸収します。

免震建物を地震から守ります。

DKB弾性すべり免震支承の免震構造は、単に建物の崩壊を免れるだけの耐震性だけでなく、病院や役所などの防災拠点、流通拠点となる物流施設を地震後も継続利用できる構造です。

平常時の状態→地震時の状態 地震時の杭頭変形(傾き)に対して、ゴム支承内部のゴム層が伸びたり縮んだりすることで傾きに追従します。免震構造(杭頭免震)発削浅い

耐震繰り返しの巨大地震から住宅を守ります。

Σ形デバイスは、地震エネルギーを吸収。建物の揺れを早くおさめ、致命的な損傷を防ぎます。

耐震診断建物の耐震性を診断します。

あんしんリフォームナビゲーション(簡易耐震診断シミュレーション)で住宅の地震に対する被害を予測して、耐震性を評価します。

※大和ハウスリフォームにて承ります。

平時にも非常時にも役立つ技術や仕組みを提供していきます。

免震・耐震・制震のための構造物や装置、災害時の停電に備えた電気の地産地消など、防災のための技術は日々発達しており、当社の住宅や建築物には、最新技術の成果が活かされています。しかし、その技術が災害時のためだけのものなら広く普及はしません。技術のもたらす効果、例えば家屋の揺れを減衰する、あるいは節電できる等の利益を平時にも享受できるものでなければいけない。平時に役立つからこそ、有事に備えて装備しようということになります。

当社では、お客様の平時の利益を考えた商品づくり、技術開発を進めるとともに、防災・減災に最も大きな効果を発揮する人のコミュニケーションを大切に、技術を通じて、地域づくり・まちづくりにも積極的に関わっていきます。

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