コラム vol.104
進化する入居者サービス
~賃貸住宅オーナー~
公開日:2015/11/27
オーナー様の収益の最大化を果たす管理会社
賃貸住宅管理会社がご入居者向けに提供するサービスは年々進化しています。
単なる物件管理、ご入居者からの賃料等管理だけを行っているような旧来の会社も多く存在しますが、ご入居者のニーズに応えるためのさまざまなサービスを提供することで、入居率アップ・賃料アップ(維持)を目指し、物件所有オーナー様の収益の最大化を果たそうとしている先進的な企業も出てきています。
ご入居者とオーナー様をつなぐ役割を果たしている管理会社は、数十万戸を管理する大きな企業から、小さな企業までありますが、管理物件数が多いからといって先進的な事をしているとも限らないものです。
その中でも、大和ハウス工業グループの大和リビングが提供を始めた数々の新しいサービスは、多くのメディアに取り上げられ、注目を集めています。大和リビングは、ダイワハウスで賃貸住宅を建てたオーナー様の多くが、管理を委託している会社です。
「サツキ物件」と「タダシ」
その大和リビングが提供する「ご入居者の悩み・わずらわしさの改善」と「ご入居者に快適に住んでもらうための付帯サービス」という視点が際立つ、「サツキ物件」と名付けられたサービスは、引っ越ししてすぐに使えるインターネット(D.U-NET)が標準装備され、ビデオ・オン・デマンド(D-roomTV)、電子書籍(D-roomBooks)、オンライン英会話(Web英会話)など、生活を豊かにするサービスもついています。さらに、新生活にかかる費用が節約できる家具家電付物件もあります。
これだけのサービスが手続き不要で、料金は家賃に含まれているのですから便利です。
大和リビングが提供する「サツキ物件」の数は年々増えています。
そして、もう一つ「タダシ」、敷金・礼金・更新料を無料にするというサービスです。
引っ越し時には一時的に多額な費用が掛かるものです。敷金礼金のほか、新たに購入する家電や家具、引っ越し費用など新居に移るとなると、何かと物入りになります。そんな中、敷金、礼金がゼロというのは、ご入居者にとって初期費用が抑えられる大きなメリットとなります。実際には、敷金礼金に相当する金額を月々家賃に上乗せしている仕組みなのですが、一時費用軽減になりますから、好評を得ているようです。
こうした取り組みによって、大和リビングの管理する物件の空室率は低位で推移しています。
大和リビングは、管理戸数こそ全国第4位の数ですが、2013年から2014年におけるその伸び率は、管理会社上位企業の中で第1位でした。
ご入居者の満足度を上げるサービス「サツキ」「タダシ」の他にも次々と導入されているサービスの中から、ご入居者のインターネット環境を快適にする新サービスをご紹介します。
日本国内におけるインターネットの利用者は平成25年末の時点で1億人を超え、全人口の82.8%となっています(総務省調べ)。いまや、幼児とかなりの高齢者以外は全員が利用しているといった状態です。
大和リビングホームページより
引っ越しをすると、各種の手続きを経るためすぐにインターネットは使えないのが一般的ですが、大和リビングの管理物件では、D.U-NETという光インターネット回線を入居契約時に申し込むことで、入居後の即日利用が可能となっています。D.U-NET導入物件では申し込みや契約が不要でインターネットを入居即日で利用できます。
朝の通勤電車や飛行機内・新幹線内で、スマートフォンやタブレットで電子書籍を読んでいる人を見かけることが多くなりました。
そんな時代を先取りするサービスを、大和リビングでは2015年8月26日からご入居者に提供し始めました。「D-room Books」と名付けられ、無料で1日30分の電子書籍が読み放題です。スタート時7,000冊以上が所蔵されています。また、電子書籍販売サイト「HeartOne BooKs」の提供も2015年10月7日より開始されています。
いうまでもなく、賃貸住宅経営においては、空室が出ないことが重要です。ご入居者に長く住んでいただき、空室の期間が短ければ、安定した賃貸住宅経営につながります。