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公益財団法人 吉野山保勝会と協働で吉野山に桜育成園を設置。古来から吉野で受け継がれてきたシロヤマザクラを、山中の母種から得られる種を使い育成しています。1年のサイクルを通じて、一つひとつの作業が桜の育成にむすびついていることを学び、元気に育つように、1本1本丁寧に育てています。
【実績】2010年~2022年度(累計)
実施回数:72回 参加人数:延べ1,444名(2023月3月末現在)
春に芽が出ることを願いながら、6月に拾ったさくらんぼを育成園の苗床に蒔きます。
また、生長した若い苗木を吉野山に還します。
冬に蒔いた種の発芽を確認し、雑草等を除去して生長する環境を整えます。
また、専門家の指導のもと花見塚の土壌改善を行います。
シロヤマザクラの母樹からさくらんぼ(種)を拾います。
洗って果実を取り、2月の種まきまで、乾燥させないように保管します。
冬に苗床を保温するための干草を作るために、太閤花見塚や花山で草刈りを行います。
発芽して1~2年経った苗木をさらに大きく生長させるために、新しい苗床に移します。
また、専門家の指導のもと花見塚の土壌改善を行います。
この活動に参加するようになって、桜に対する愛おしさが増してきました。吉野の桜が危機的な状況にあることを知ってからこの活動に参加し始めて、少しでも役に立っていると思うと、とても充実した気持ちになります。
若い方たちが、お父さんお母さんになって子どもと連れて参加して、これから先も活動が続いていって、吉野の山が桜でいっぱいになったところを見たときに、私の後輩や子どもたちがやっぱり続けてよかったなと思えるような活動になるのが楽しみです。
以前はさくらんぼの種拾いに参加させてもらいました。自分で自然へ貢献できることが思いつかず、参加者募集案内を見て、こういうのなら自分も参加できるかなっと思って参加しました。少しでもお役に立てれば嬉しいです。
人がちゃんと森にはいって桜の世話をしないと、桜が直ぐに弱ってしまうというのを聞いて、自分も自然にもっと良いことをしていきたいと思いました。