大和ハウス工業株式会社

DaiwaHouse

TWO-WAY 総技研とあなたをつなぐ2WAYコミュニケーション・ペーパー01

特集:総合技術研究所の広がる研究フィールド

人・街・暮らしの“明日”に役立てたい アスフカケツノ研究開発拠点。

大和ハウス工業の総合技術研究所は、人・街・暮らしのより良い未来をつくるために多彩な研究活動を進める、先進技術情報の受・発信基地です。明日の社会に不可欠なこと「アスフカケツノ」をキーワードとして、社会や生活者にとっての豊かな未来に向けて、新しい価値を創造しています。

関西文化学術研究都市の一角で、多くの研究機関とのオープンイノベーションを推進。

ハウジング(住宅)、ビジネス(事業用建築)、ライフ(生活)の領域でさまざまな事業を展開する大和ハウス工業。
1994年、創業40周年記念事業の一環として開設されたのが、「人・街・暮らし」の未来に役立つ技術を研究する総合技術研究所です。

関西文化学術研究都市の豊かな自然に恵まれた約3万m2の広大な敷地では、約170名の研究員が多彩な研究テーマに挑んでいます。キーワードに据えるのは、アスフカケツノ(ア=安全・安心、ス=スピード・ストック、フ=福祉、カ=環境、ケ=健康、ツ=通信、ノ=農業)技術。コア事業である安全・安心な住まいや建築物のための構造研究はもちろんのこと、少子高齢化にともなう労務者・介護の担い手不足を補うロボット技術の開発や、食の安全、エネルギー問題への対策など、これから起こりうる社会課題の解決に向けて不可欠な技術を研究しています。

さらに、農業やバイオ、通信など多岐にわたる分野の研究者が横断的に連携し、広い視野で研究を展開できることも特徴のひとつ。異業種や大学とも連携したオープンイノベーションも積極的に推進し、今までにない革新的な技術や、グローバル展開できる商品の開発をめざす先進技術の受・発信基地となっています。

総合技術研究所

高い性能を追求し、未来を生み出す「テクノラボ」。社外の方とのTwo Way Communicationの場「D'ミュージアム」「テクノギャラリー」。

敷地面積:33,163.55m2 延床面積:23,284.26m2

A:テクノラボA 実験棟

サンシャインウェザーメーターの画像

サンシャインウェザーメーター

[材料実験]
屋内外温度差劣化試験機/複合サイクル試験機/サンシャインウェザーメーター

温度差による結露や乾燥が外装材にもたらす影響の検証や、太陽光が外壁材に与える変退色や変形などを予測評価します。

無響室の画像

無響室

[環境実験]
実大熱環境試験室/無響室・残響室/鏡函型人工天空実験室

日射や温度、湿度などの気象条件や、天空の明るさ、外部騒音や生活音などを自在に再現し、保温性や採光、音響などを検証。自然条件に屈さない快適性を追求します。

反力壁・反力床の画像

反力壁・反力床

[構造実験]
反力壁・反力床/振動台/門型試験機

大震災レベルの振動やランダムな地震波、地震・台風時などに発生する繰り返し荷重に対して、耐震性や耐久強度を検証。強度や鋼性を高め、構造安定性を確保します。

環境分析室の画像

環境分析室

[化学実験]
環境分析室

土壌汚染物質や室内空気汚染物質など、有害な化学物質を測定・分析。昨今問題視される健康被害や環境汚染防止に役立てています。

B:テクノラボB 実験棟

壁用防耐火試験炉の画像

壁用防耐火試験炉

[防火実験]
防耐火試験炉

840℃にも達する住宅火災を再現し、建物の防耐火性能や変質などを検証。火災鎮火までに主要構造部が建物荷重を支えられるかなどの戴荷加熱試験も行っています。

動風圧試験機の画像

動風圧試験機

[防水実験]
動風圧試験機

過酷な気象条件を再現し、サッシ・ドア・外壁・屋根などの雨、風に対する水密性、耐風圧の性能試験を行います。

[土質の実験]
大型実験土槽

安全性の高い、基礎が強い建物づくりのために、実際の地盤の状況に応じて杭などの基礎補強がどう効くのかシミュレーションを繰り返し、最適な工法を導きます。

C:セミナーハウス

研究者の宿泊&交流施設

敷地内にあるセミナーハウスには、ミーティングルーム(30人席)、ラウンジ、宿泊ルーム、茶室などの設備が用意されています。

私たちの未来のために、「総技研」は未知なる領域へ夢をもって挑み続けます。

大和ハウス工業=ハウスメーカーとして認識いただいている方は多いでしょう。しかし私たちは、物流施設や商業施設などの事業用建物や、建物内で野菜を水耕栽培できる植物工場ユニットを開発したり、介護向けや省人化・工期短縮に繋がるロボット技術なども研究。永年培った建築の独自技術を活かし、農業や福祉、環境など社会課題の解決に向けた幅広いテーマに取り組んでいます。そしてその先進技術の拠点となるのが、ここ総合技術研究所なのです。

研究員には「社会に対して何をしたいのか?」を常に考え、夢をもって未知なる発想を生み続けることを期待しています。既知を知るのは“勉強”、未知を知ることこそが“研究”です。私たち総技研はひとつの専門分野にとらわれず、他の研究フィールドにもヒントを見いだし、時に外部のブレーンとも連携するなど多様な手法で既知の幅を広げ、未知の領域にチャレンジし続ける研究組織でありたいと考えています。

TWO-WAY
大和ハウス工業の総合技術研究所で一緒に働きたい学生の方 採用情報はこちら

大和ハウス工業
総合技術研究所

DAIWA HOUSE INDUSTRY
CENTRAL RESEARCH LABORATORY

〒631-0801 奈良市左京6丁目6-2

見学に関するお問い合わせ

0742-70-2111

※受付:平日10時~17時


このページの先頭へ

ごあいさつ

見学はこちら

アクセス