ア行
- アルツハイマー病
- 1906年に、A・アルツハイマー氏によって報告された、認知症を主症状とする原因不明の脳疾患のこと。記憶障がいや見当識障がい、視覚失認等の障がいが現れ、老年認知症も同一の疾患であり、一括してアルツハイマー型認知症と総称されています。
- 亜急性期
- 急性と慢性の中間に位置する状態のこと。急性よりも熱などの変化が緩やかな状態をいいます。
- 医事法
- 医事に関する法律の総称で、医療法をはじめ医師法、歯科医師法、保健師助産師看護師法、理学療法士法、作業療法士法、視能訓練士法、言語聴覚療法士法、義肢装具士法などがあります。
- 一般病床
- 平成13年改正医療法により4つだった区分がその他の病床を療養病床と一般病床に分けた。患者の病態に適応した医療を提供するため、病床ごとの設備・人員配置などの基準も定められた。
精神病床、感染症病床、結核病床、療養病床をのぞいた病床を一般病床といいます。 - 医療法
- 病院、診療所、助産所の開設や管理に必要な事項と、これらの施設の整備を推進するために必要な事項を定めた法律。
- 医療法人
- 医療法に基づく病院、医師・歯科医師などが常時勤務する診療所、または介護老人保健施設を開設しようとする社団または財団で、都道府県知事の認可を受けて設立される法人。公益性は要求されないものの営利性は否定されています。
- 医療用機器
- 主に診断や治療のために使われる機械。血糖測定機などの比較的小さなものからMRIなどの巨大な機器まで様々。現代医療に欠かせない機器だが一般には非常に高価なため、薬価とともに医療費を高騰させる一因にもなっています。
- 医療用家具
- 病院や医院で使われる家具。診察机や椅子、診察台をはじめベッド、テーブル、ナーステーブル、カルテ収納棚、薬品棚、点滴準備スタンド注射台、処置ベッド、調剤台、レントゲンフィルム棚などの医療用家具があります。
- 移乗機
- ベッドから車椅子、車椅子からトイレの便座、車椅子から床などを移動する際、介助を必要な時に使用される機器のこと。移乗介護は介護者の労力の負担が大きく腰痛の一因にもなり、欧米などでは早くから介助機器が開発され積極的に導入されています。
- 移送サービス
- 高齢者や障がいのある人など自力で移動が困難な人のための輸送・運搬のサービス。高齢者や障がいのある人が積極的に社会参加できるようにするために移送サービスの拡充が急がれています。
- 一次判定
- 介護保険制度において、基本調査の結果に基づいて行われる要介護認定・要支援認定に関する最初の判定のこと。一次判定によって、「自立」「要支援」「要介護1~5」のいずれに相当するかが判定されます。
- 異物収集
- 認知症高齢者などが示す行動の一つで、木ぎれや石ころなどを集めて冷蔵庫に入れるような周囲には不可解に見える行為のこと。
- インフォームド・コンセント(informed consent : IC)
- 患者が病気について医師から十分な説明を受け了解した上で、治療法などを決定していくこと。「医師の説明に基づく同意」あるいは「知らされた上での同意」とも解釈されています。
- 運動療法
- 身体に障がいのある人に対し、主として基本的動作能力の回復をはかるために、治療体操その他の運動訓練を科学的に用いる治療法のこと。筋肉増強、耐筋力増大訓練のほか間接稼働域の改善、神経機能の回復などを行います。
- 上乗せサービス
- 介護保険制度では居宅サービスの利用に対する保険給付には要介護度区分ごとに支給限度額が設けられています。この支給限度額を超えて利用できる仕組みを上乗せサービスといいます。市区町村が条例で独自の基準額を定めます。
- 音楽療法(士)
- 音楽に備わっている心理的・社会的な働きを活用して心理的な悩みを解決したり、生きる意欲を高めたりする心理療法のこと。音楽療法士は認定制度によるもので、国家資格ではありません。
- オンブズマン制度(ombudsman)
- スウェーデン語。不正、不当な行政執行や施設の不備や処遇に関して監視や観察を行い、また苦情の申し立てを行う組織および制度のことをいいます。