コラム vol.105
賃貸管理会社はどこまで進化するのか?
~大和リビングの先進的な取り組み~
公開日:2016/01/05
賃貸住宅オーナー様とご入居者をつなぐ管理会社。管理会社は、単なる物件管理、入居管理に止まらずどんどん進化を続けている。
本サイト運営の大和ハウス工業のグループ会社である大和リビング。管理戸数こそ全国第4位の数であるが、2013年から2014年におけるその伸び率は、管理会社上位企業の中で第1位だった。
大和リビングはまた、2015年、メディアに多く取り上げられた会社でもあった。その大半は、ご入居者に提供する新サービスのリリースや海外での事業展開だった。
ご入居者の満足度を上げるサービス。「サツキ」「タダシ」については、コラムvol.104で触れたように、業界に新たなスタンダードを築くものとなるだろう。その他にも次々と導入されているサービスの中から、ご入居者のインターネット環境を快適にする新サービスをお伝えする。
日本国内におけるインターネットの利用者は平成25年末の時点で1億人を超え、全人口の82.8%となっている(総務省調べ)。いまや、幼児とかなりの高齢者以外は全員が利用しているといった状態だ。引っ越しをすると、各種の手続きを経るためすぐには使えないのが一般的だが、たいていの人はすぐに使いたいと思うことだろう。大和リビングの管理物件では、D.U光という光インターネット回線を入居契約時に申し込むことで、入居後の即日利用が可能となっている。また、D.U-NET導入物件では申し込みや契約不要でインターネットを入居即日で利用できる。
朝の通勤電車や飛行機内・新幹線内で、スマートフォンやタブレットに読み込んだ電子書籍を読んでいる人を見かけることが多くなった。そんな時代を先取りするサービスを、大和リビングでは2015年8月26日からご入居者に提供し始めた。「D-room Books」と名付けられたそのサービスは、無料で1日30分の電子書籍が読み放題だ。スタート時7000冊以上が所蔵されている。また、電子書籍販売サイト「Heart One Books」の提供も2015年10月7日より開始されている。
言うまでもなく、賃貸住宅経営においては、空室が出ないことが重要だ。そして、ご入居者に長く住んでいただき、空室の期間が短ければ、安定した賃貸住宅経営につながるだろう。