多様な人財活躍(障がい者等)
障がい者雇用の促進
当社では、障がい者を特定の職種に配属するのではなく、他の従業員と同じく個人の適性に応じて営業・設計・工事・管理など、様々な部門に配属しています。
また、全国の事業所や工場、ショッピングセンターなど100施設に卓上対話支援システム「comuoon(コミューン)」(※)を導入しました。これは、難聴者との会話を支援できるシステムです。従業員のみならず、当社の施設をご利用いただくお客様も含めて、高齢者・障がい者が安心して暮らせる環境の整備を目指しています。
※開発・製造はユニバーサル・サウンドデザイン株式会社
さらにグループ会社の大和ライフネクスト株式会社では、それぞれの障がい者特性に配慮した職場環境の整備や適切な雇用管理を目指し、2011年に大和ライフプラス株式会社を設立し、特例子会社の認定を受けました。また、障がい者の職場定着における取り組みなどが評価され、2013年度障がい者職場改善好事例において優秀賞を受賞しました。
手話でコミュニケーションをとる大和ライフプラス株式会社社員
2013年度障がい者職場改善好事例 優秀賞(大和ライフプラス株式会社)
地域共生活動における活躍推進(出張授業等の講師派遣)
当社社員が講師をしている様子
障がいのある社員が、その特性を活かした社会課題の解決につながる地域貢献として、出張授業等の講師派遣を行っています。
2020年12月には、子どもたち自身が障がいと向き合い、夢に向かって学習を積み重ねることの大切さを伝えることで、職業観や勤労観を育むことを目的に、障がいのある当社社員が、母校である大阪府生野聴覚支援学校において、キャリア教育の講師を務めました。
2時間半に渡る手話講演を行いましたが、社員がどのような困難を乗り越えてきたのか等の話を子どもたちは真剣に聞いていました。
グローバル人財の育成と活躍推進
活発な議論を重ねる7ヶ国から集まった
海外現地法人のリーダークラス(2019年)
当社のさらなるグローバル推進を見据え、2011年より国際大学(新潟県南魚沼市)に毎年、社員を派遣し、世界各国から派遣された政府職員や留学生などとの交流を通じたリーダークラスの人財育成を行っています。また、2019年より公募型の異文化対応力研修を開始し、国内外を問わず活躍できるリーダーに求められる要件(グローバルマインド、ダイバーシティ感覚、コミュニケーションスキルなど)を強化しています。
さらに、海外現地法人で働く優秀なナショナルスタッフ(現地社員)をグローバル人財として育成することを目的として、2018年度からは全海外拠点から選抜されたリーダークラスを中心に来日型研修(※)(D’s Global Leaders Summit)を開始し、当社グループの価値観の理解促進(創業者精神の継承)とマネジメントスキルの向上を図っています。他にも、2021年から技術系全社員を対象とした海外赴任技術者研修会をオンラインで開催し、各拠点の課題を共有することで、本社と拠点間の情報共有の恒常化を図っています。
今後も当社グループのグローバル人財育成に取り組み、今後の海外での事業拡大の基盤を構築していきます。
※コロナ禍につき、2020年度以降はオンライン研修として実施
LGBTQ理解への取り組み
当社ではLGBTQなどの性的マイノリティ(以下、LGBTQという)の活躍推進の取り組みとして、研修や社内イントラへの情報発信および社外ネットワークを活用した映画上映会やイベントへの参加を通じ、LGBTQについての理解促進を図り、多様な人財が安心して能力を発揮できる職場風土の醸成を行っています。
また、専門的な知識を有する社外相談員によるLGBTQに特化した相談窓口を設置することで、職場で働くうえでの悩みなどを安心して相談できるようにしています。