大和ハウス工業株式会社

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ダイワハウスの
ソーシャル・インクルージョン・プログラム

ソーシャル・インクルージョン・プログラムとは、全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合うための支援活動。
本プログラムは、「学ぶ」「感じる」「行動する」の3つから構成されており、研修を受けた従業員が地域のバリアフリー調査を行い、感じ得たバリアフリー情報を発信します。また、研修を受けた従業員が障がいのある方やご高齢の方などへ対し、直接サポート活動を行います。人を思いやり、街を知り、暮らしをよりよくするための活動を実施することで「人・街・暮らしの価値共創グループ」として地域に貢献します。

STEP1:「学ぶ」

研修では障がいのある方を講師に招き、当事者としての経験を聞き、障がいのある方との向き合い方について学習します。また、障がいのある方へのコミュニケーション方法を体験することで、ユニバーサルマナーについての理解を深めます。受講するだけでなく、実際の行動へ移せるように構成されていることから、障がいのある従業員とのコミュニケーションや、障がいのあるお客さまへの対応といった実際の業務に活かすことができる従業員の育成を目的としています。

STEP2:「感じる」

STEP1の研修を受けた従業員が、車イスや高齢者体験キットを装着して、地域の飲食店や様々な施設のバリアフリー状況について調査を行います。知り得たバリアフリー情報はアプリ「Bmaps」※に投稿します。従業員自らがバリア(障害)を体験することで、設計における気づきといった業務に役立てます。また、バリアフリー情報を共有することで、障がいのある方やご高齢の方などの外出を支援します。

※Bmapsとは、宿泊施設や飲食店をはじめ、ありとあらゆる場所におけるバリアフリー情報を皆で協力して集めて発信するもの。障がい者や高齢者、ベビーカー利用者などが「行きたい場所」に「行けるかどうか」を誰もが気軽に調べることができ、多様な方々が笑顔で外出できる社会を創っていくことを目的としている。


なお、2020年度はテレワークなど働き方が変化し多様になる中でも本活動を持続できるよう内容を一部変更し、STEP1の研修を受けた従業員が障がいのある当事者と「住まい」をテーマにしたオンライン座談会を実施しました。当事者の声を直接聞くことにより、障がいインクルージョンの考え方をより身近に感じ、自身の業務に活かしていきます。

STEP3:「行動する」

STEP1の研修を受けた従業員が、全国で実施されている様々なスポーツ大会やコンサートなどのイベントで、来場された障がいのある方やご高齢の方へ、会場の説明や案内などのサポートを行うブースの運営に協力します。研修で学んだことや体験したことを実際の活動として実践することで、社会貢献を実感し、従業員の成功体験につなげます。

参加した社員の声

大和ハウス工業千葉中央支社 集合住宅事業部設計部設計第二課
小松 良平

「体験することでより理解が深まる」

これまでも研修を通して、障がいのある方に関して理解しているつもりでしたが、実際に障がいのある講師の話を聞き、共に行動することでより理解を深める事が出来ました。また、「体験」を通して、健常者と障がい者の両者の気持ちを知るよい機会になりました。今回の体験で学んだユニバーサルデザイン、ユニバーサルマナーを実際の設計業務に活かしていきたいと思います。

主催の声

株式会社ミライロ 代表取締役社長
垣内 俊哉

「ハート(意識)のユニバーサルデザインが大切です」

より良い社会の実現には、ハード(環境)とハート(意識)のユニバーサルデザインが大切です。自分とは違う誰かの視点に立ち、行動するハートを、私たちはユニバーサルマナーと名付けています。例えば、困っている障がいのある方を見かけたら、「何かお手伝いできることはありますか?」とお声がけをすること。それは、障がい者だけではなく、共に行動する家族や友人など、皆が求めているさりげない配慮です。本プログラムを通じて大和ハウスグループの皆さまに今日からすぐに変えることができるハートの取り組みを、事業活動の一環として積極的に推進していただきたいと願います。

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