新たな住まい方、「ゆったりと自然に溶け込む生活」をご提案します。
定年後は自然のなかで悠々自適に暮らしたい…。そんな憧れはあるものの、移住となると、少し不安。であれば別荘として愉しんでみてはどうだろう。今回、仙台の自宅を拠点に、週の半分をロイヤルシティ宮城蔵王リゾートで暮らすWさんご夫婦を訪ねました。
週に4日、木曜日から日曜日までは、別荘で野菜づくりや日曜大工を愉しむWさん。ロイヤルシティ宮城蔵王リゾートに別荘を建てたのは今から10年前のこと。以前から別荘への強い憧れを持っていたのだろうと思いきや、その期待は見事に裏切られる。
「先のことを考えて計画するタイプじゃないんです。別荘を買う予定は特になく、ましてや野菜をつくろうなんてぜんぜん思ってなかったんですよ(笑)」。
というものの、今はここでの暮らしをかなり満喫されている様子。300坪の広大な敷地には、立派な畑に、ご主人がお孫さんのために作ったたくさんの遊具、手づくりのサンルームまで揃っている。
「私はね、とにかく迷わずに、まずは行動をしてしまって、後からあれこれ悩んだりしないことにしているんです。別荘も買ってから考える。思い切ってやってみて、“失敗したら”なんてことは考えないで、そこから次の方法を模索すればいい。そうしたら失敗にならないでしょ。失敗は成功のもと。人生とはそういうものだと思っています。行動を起こさなければ失敗も成功もありませんからね」。
別荘暮らしを始める秘訣は、この思い切りの良さにあるようだ。
先のことは考えないといっても、Wさんがロイヤルシティ宮城蔵王リゾートを選んだ理由はあった。それは管理体制の良さだ。
「冬は除雪車が入りますし、下水が完備されていることも魅力でした。年齢も重ねていきますから、暮らしやすさは重要なポイントでした」。
ロイヤルシティ宮城蔵王リゾートでの生活は、朝6時頃から始まる。
「起きたら1時間ほど散歩します。途中、山菜を採ったりしながら。今朝はアケビを採ってきました。家に帰ったら朝ごはん。それから畑仕事をします。今日は妻と長芋を掘り、ひと仕事終わったところですよ」。
野菜づくりをここまでする予定はなかったご主人だが、今は一日の大半が畑仕事。30種類以上の野菜を育てている。
「庭にコスモスでも植えたらきれいだろうと思って、土を耕していたんです。とても耕しやすいものだから、これは何かできるかもと、試しに作ってみたのがきっかけ。失敗もたくさんしましたが、それも愉しみのひとつ。そのかわり、失敗を活かせるように、ノートをつけているんですよ。この日は種を蒔いたとか、除草したとか。そうすると、去年は種を蒔くのが早すぎて失敗したから、今年はもう少し遅くしてみようとか。3年目くらいからまともな収穫ができるようになり、だんだん質も量も、内容も良くなってきました」。
野菜づくりに、心を注ぐ。丹念に育まれた野菜は、きっとからだに優しく、とびきり美味しいに違いない。
野菜づくりだけでなく、ご主人の日曜大工もお見事!毎月遊びに来る3人のお孫さんのために作ったという遊具が並び、庭はちょっとした公園になっている。そのほかにも、リビングに併設されたサンルームや農具を片付ける倉庫、温室など。家中、ご主人が作ったものであふれている。
「サンルームは、孫が雨の日でも遊べるようにと思って作りました。サッカーをしたりして走り回っています。庭のブランコは、孫の人数分3つ。今でも大喜びで遊んでくれるんですよ」。
そしてこの季節のおふたりの愉しみといえばスキー。ロイヤルシティ宮城蔵王リゾートは、えぼしスキー場まで車でわずか20分。「家からゲレンデが見えるので、空いている日を狙って行くんです。便利でしょ」。
野菜づくりに日曜大工、スキーと、アクティブに過ごされているWさんご夫婦。ロイヤルシティ宮城蔵王リゾートでの暮らしの最大の魅力とは何だろうか?
「心がとても安らぐ場所だということですね。空気や水が美味しく、自宅にひいている温泉もとてもいいのだと思います。お茶もね、仙台で飲むのと同じお茶なのに、ここで淹れたほうが断然美味しいんです。今になって思えば、私が生まれ育った山形の里山の風景にとても似ているんですね」。
思い切って行動して、失敗も田舎暮らしの醍醐味のひとつとして試行錯誤する。その結果、安らぎと愉しみに満ちた別荘暮らしを手に入れたWさんご夫婦。来年もまたたくさんの野菜を育て、お孫さんとにぎやかな愉しい時間を過ごされるのだろう。