社員紹介
西野 優希
YUKI NISHINO
- 研究開発
- #新卒
- #2019年入社
- #技術系
- #建築・環境・構造系
- #機械・電気・土木系
技術を世の中に実装する力を
子ども時代は、家に顕微鏡があるほど、理科の実験、特に生物が好きでした。その頃の想いを持ったまま、大学院では、微生物や植物の力を活用した環境保全・浄化技術について学んでいました。当社に興味を持ったきっかけは、多角的な事業展開です。大和ハウス工業では、建築事業はもちろん、環境エネルギーやロボティクス、農業に至るまで、さまざまな事業を行なっています。だからこそ研究対象も幅広く、言うなれば「世の中に役立つもの」すべてです。生物や環境といった自分の専門性も活かせる場所があると思ったことや、同時に、あらゆる分野の知見を吸収できると感じたことが入社の決め手になりました。
入社後は、脱炭素化のための新しい燃料素材や、建物内の感染症対策に向けた除菌システムなど、多様なプロジェクトの研究・開発を行なってきました。そうした研究領域の幅広さに加え、テーマの企画・立案から、開発、最終的な商品化まで、社歴や年齢に関係なく一貫して携われることが仕事の楽しさの一つになっています。世の中のニーズを掴む力や、開発した製品のコストや製造・販売方法を検討する力など…。専門的な知識・技術だけでなく、“技術を世の中に実装する力”を身につけることができるのが、この仕事の魅力です。
研究所も、
日本も飛び出す研究者へ
私にとって印象的な仕事は、テーマの企画から携わった感染症対策のプロジェクトです。新型コロナウイルスの影響で打撃を受けているホテル業界を救うために、建物内を自動で除菌する装置を開発しました。研究所で黙々と実験をするだけでなく、ホテル関係者へのヒアリングや現地での実証実験、装置の共同検討メーカーとの折衝、商品の売り方や収益性の予測など…。足を運ぶ場所も、関わる人も多いことに、最初は戸惑いもありました。それでも、「良いものを世の中に届けたい」という想いは、プロジェクトメンバー全員が同じです。ゴールに向かっていく中で意識したのは、密なコミュニケーションです。
議論を重ね、試行錯誤を繰り返していくことで、最適な答えを目指しました。それぞれの思いや状況を汲み取り、装置が完成してホテルにテスト導入されたときは、自分ひとりでは味わえない、大きな達成感がありました。そして、机上の研究だけで終わらない、大和ハウス工業の研究職の醍醐味を感じることができました。今後、取り組んでいきたいテーマは、自分の専門分野である生物の力を活用した、環境問題の解決です。その実現のためには、さらに専門性を磨き、社会の変化に敏感になる力を養いながら、日本だけでなく、世界中の環境に貢献できる研究者の道を歩んでいきたいと思っています。
1日のスケジュール
8:45
- 出社時間
- 出社後、メールチェック、業務準備など
9:30
- 午前の予定①
- 朝礼
10:00
- 午前の予定②
- グループミーティングでそれぞれの進捗を確認
12:00
- 昼食の時間
- リフレッシュルームやフロアでお弁当
13:00
- 午後の予定①
- 環境分析室にこもって試験や分析
16:00
- 午後の予定②
- 試験結果整理、その他ミーティング資料作成など
18:00
- 退勤
- ※フレックスタイム制度を導入しているため
スケジュールは一例です
プライベート
フランス料理が好きで、節目や記念日にはよく食べにいっています。
なぜか、メイン料理より、前菜の方が好きなのです。
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