外観(2023年3月撮影)
地を継ぎ、知を磨き、礼を尽くす。
迎賓の思想を宿し、受け継ぐレジデンス。
エントランスコリドー(2023年3月撮影)
石敢當をイメージした正面の石壁に向かって、
大アカギに守られるように導かれる壮麗なジンクヮン(玄関)。
ラウンジ(2023年3月撮影)
首里の自然を感じられる美しい庭園を窓辺に配した、
やすらぎのラウンジ。
ゲストルーム「AMAE(あまえ)」(2023年3月撮影)
ヒンプンを抜けた先では、大空ととけこむような
開放感に包まれるゲストルーム。
パーティールーム「KANKAI(歓会)」(2023年3月撮影)
ご家族や友人と寛ぎのひとときを愉しむ
パーティールーム。
大アカギに守られたマキョ[集落]。
沖縄に古くから伝わる「マキョ(集落)」の多くは、小高い丘「腰当て(クサテ)の森」を背に、その南側の中腹や麓斜面に
形成されており、マキョの周囲には「御嶽(ウタキ)」、「拝所(うがんじゅ)」、「腰当て(クサテ)の森」など、
神々が鎮座する場所が設けられ、人々とマキョを見守ってきました。※1
本プロジェクトでは、約300年前の琉球王朝時代から山林であった計画地と、
西側の「内金城御嶽(うちかなぐすくたき)」を一体的に考え、
数百年前からこの大地に根付いていたような伝統的なマキョを参考にデザインを進めました。
6本の大アカギが今なお残る、神秘的な御嶽。
提供資料 【首里古地図[写]】※2
※1.出典:沖縄県立図書館 ※2.出典:沖縄県立図書館所蔵 HK299
内金城御嶽(徒歩5分・約380m)
[文化財(市指定有形民俗文化財)]
首里金城の大アカギ(徒歩5分・約380m)
[文化財(国指定天然記念物)]
マキョを想わせる敷地形状を基に、
3つのテーマでプランニング。
緑豊かな高台の斜面という敷地形状の魅力を活かし、「眺め」「山並み」「季節」という3つのテーマをコンセプトに、
美しい眺めの家「ミーグスイのヤー」、山並みの家「ムイ・ナーギのヤー」、季節を楽しむ家「シチ・アシビのヤー」が
一体となることで、多様なライフスタイルと個性がそれぞれの住戸から引き出されます。
高台からの眺望に感動をもたらす大型ルーフバルコニーを採用し、山並みと調和するように配置された住戸は、
周囲の緑にとけこむような一体感を、さらに風や温もりを誘うような空間設計など、豊かさにこだわりました。