首里金城の大アカギ(徒歩5分・約380m)[文化財(国指定天然記念物)]
計画地のある首里金城地区は、
県の都市景観形成地域に指定される
歴史的・文化的な場所。
約2,700坪(建築確認対象面積:8,561.34m²、
販売対象面積:9,228.06m²)の
南斜面の広大な敷地は、
琉球王朝の時代より、
変わらぬ姿で残された立地です。
蛇行した路地(スージー)の空間が連続し、
琉球石灰岩の白い石畳に緑や花が添えられ、
美しい景観を保っています。
現地周辺航空写真
※首里金城町石畳道(徒歩3分・約200m)/首里金城の大アカギ(徒歩5分・約380m)/内金城御嶽(徒歩5分・約380m)/首里城公園(徒歩8分・約610m)
首里金城地区都市景観形成地域
県指定文化財の石畳と石垣、赤瓦の伝統的な家並みや往時を偲ばせる文化遺産が残り、伝統的な景観を形成している「首里金城地区」。真珠道(まだまみち)を中心とした首里金城町と寒川町の一部地域 約22haが、歴史的景観の保全と再現を目的に1994年4月1日景観形成地域に指定され、建築物の建設にも厳しい規制が設けられています。
世界遺産緩衝地帯とは
遺産を保護するためにその周囲に設けられる利用制限区域のこと。法的あるいは慣例的に開発などは規制を受ける区域。
エリア概念図
〈景観整備の目標〉
歴史的・伝統的集落景観の
保全・育成を目指す。
〈全体方針〉
1.首里金城町が有する集落景観の
保全・育成を図ります。
2.一体としてある御嶽・拝所・樋川などの
歴史的・伝統的資源とそれを
取り巻く緑などを保全・育成し、
個性豊かな住宅地としての景観形成を図ります。
3.石垣、石畳道、「スージグヮー」の
保全・修復・修景を図ります。
琉球王朝時代の面影が今も色濃く残る地。
国の天然記念物である樹齢約200年から約300年と伝わる「大アカギ」や「首里金城町石畳道」など、
世界遺産・首里城の記憶を継ぐ多数の歴史・文化遺産が今も残り、守られ続けた計画地周辺。
神々と首里王府の交流の場であり、人々の祭祀を司る内金城御嶽には、神聖なパワースポットの力が宿っています。
首里城から続く、琉球石灰岩の風情ある「石畳道」
首里金城町石畳道(徒歩3分・約200m)
[文化財(県指定史跡・名勝)]
樹齢約200年から約300年と伝わる「首里金城の大アカギ」
首里金城の大アカギ(徒歩5分・約380m)
[文化財(国指定天然記念物)]
沖縄の人々の祭祀を司る「御嶽」
内金城御嶽(徒歩5分・約380m)
[文化財(市指定有形民俗文化財)]
首里金城町は歴史的にも古く、首里城への距離や、真玉道(現在の石畳道)に接していることから琉球王朝時代でも格式があったといえるでしょう。
琉球王朝時代、泡盛古酒は貴重な酒として琉球王府の管理下におかれ、限られた役職だけに製造を許し、首里の城下町、崎山・赤田・鳥堀の三箇のみで醸造されてきました。これを、「首里三箇(さんか)」と呼びます。首里三箇の3町は泡盛とともに発展してきた集落で、今も蔵元はその伝統を継ぎながら泡盛を造り続けています。銘酒「瑞泉」も、こんこんと清水が湧き出ることに由来します。
歴史的建築物や伝統文化・芸術が
今も多く残る住環境。
水・緑・花の庭園都市
世界遺産にも登録された、独特の文化や歴史的な地。
多くの人が感嘆し、称賛を与える、
世界有数の美しき景観都市。
高台に位置する首里周辺は、湧水が豊富で、国王をはじめ住民の生活を潤してきました。湧水の出る場所は信仰の対象ともなり、綺麗に整備された緑や花が街を彩ります。かつて首里を訪れたペリー提督は、「首里より清潔な街は見たことがない」と語り、美術学者の柳宗悦は「日本第一の美しい都市」と表現し、この地を讃えました。
伝統文化・芸術発祥の地
音楽、舞踊、着物、漆器、食など多彩な文化が発展。
石造りの建築技術により、
今も大切に守られた琉球王朝の面影。
琉球王朝では、歌三線(ウタサンシン、琉球音楽)をはじめ、舞踊・組踊などの芸能、織物や染物、螺鈿漆器、泡盛製造などの文化が生まれ、地方へ変化しながら広がっていきました。また、建築も、独自の「石の文化」を発展させ、首里城の城壁をはじめ、石畳道、石垣、石橋、井戸など、今も琉球の石造りの技術を見ることができます。