15歳未満の子どもの推計人口(4月1日現在)は、前年より15万人少ない1,605万人で、1982年から35年連続の減少となった。総務省が「こどもの日」に合わせて発表。比較可能な50年以降の統計で、過去最少を更新した。内訳は男子が822万人、女子が782万人。
総人口に占める子どもの割合は、前年比0.1ポイント減の12.6%で42年連続の低下、65歳以上人口の割合(27.0%)の半分を下回っている。人口4,000万人以上の主要国と比べても、米国(19.2%)、英国(17.7%)、中国(16.5%)、韓国(14.3%)、ドイツ(13.1%)などを下回る最低水準が続いている。
3歳ごとの年齢区分では、12~14歳が最も多い342万人。9~11歳が321万人、6~8歳が318万人、3~5歳が316万人、0~2歳が307万人で、年齢が低いほど数が少なくなっている。
都道府県別では、子どもの数(15年10月1日現在)が前年に比べ増加しているのは東京都のみ。子どもの割合が最も高いのは沖縄の17.4%で、滋賀14.5%、佐賀14.1%と続く。低いのは秋田10.6%、東京都11.3%、北海道11.4%の順だった。