厚生労働省は、介護を受けずに日常生活を支障なく送れる期間を示す「健康寿命」について、2013年は男性71.19歳、女性74.21歳だったと発表。10年に比べそれぞれ0.77歳、0.59歳伸びたこととなる。
13年の平均寿命は男性80.21歳、女性86.61歳であるため、健康寿命以降の期間は、10年に比べ各0.11年、0.28年短縮された。
健康寿命は3年ごとに算出。2度目の公表となる。厚労省は13年度スタートの長期計画で、22年度に平均寿命の増加分を健康寿命の増加分が上回ることを目指している。担当者は、「10年前とは国民の健康に対する意識が違う。長期的に健康寿命が伸びる下地ができているのではないか」と分析している。