長妻昭厚生労働相は11月2日に開かれた衆院予算委員会で、11年度末で廃止予定の介護型療養病床について、<廃止方針を凍結して、患者がスムーズに老健や介護保険施設に移行する事を見届けるまで凍結するとし、1人ひとりがその人のレベルに応じた、医療や介護を受けられる事を考えている>と述べた。
高齢者などが、慢性的な病気で入院する場合、長期的な入院の療養病床は、介護型と医療型があり、06年度時点の介護型12万床のうち、医療の必要性の低い、いわいる社会的入院の解消や、医療費の抑制の観点から、介護型を廃止する方針が決定していたが、これに対して長妻厚生労相は介護型療養病床廃止を見直す考えを強調した。