日本慢性期医療協会は7月16日、10年度診療報酬改定に関する要望書を厚生労働省に提出した。その内容は急性期病院からの新規紹介入院については、入院後1ヶ月は1日300点、2ヶ月目は1日100点の急性受託加算。急性期病院の患者を慢性期病院へ移転促進の為に医師が訪問した場合は転院1回につき1,000点、看護師については500点の加算を要望した。
また、介護保険施設や在宅で療養している患者の容態急変による慢性期病院への入院受け入れに対して、1ヶ月間は1日300点、2ヶ月間は1日100点を要望した。
また、看護・介護体制に関しては、看護介護職員の法定数より30%以上加配しておれば患者1人あたり1日30点。夜間勤務については、患者20人に対して介護職員1人あたり1日30点を要望した。
さらに、診療所との連携として病床を地域の診療所に解放する開放型連携加算や、医療区分Ⅲについて、病状として3つ以上合併のある重症患者には超重症加算として1日300点を希望する医療区分の加算を要求した。