6月10日に開かれた中医協の診療報酬基本問題小委員会で、基本診療料についての議論が行われた。その中で、今後の議論の進め方として、来年度の診療報酬改訂まで日が迫っているため、色々な方向からの入院料についての議論と並行して、具体的な項目についても検討が示された。
入院料については、<入院基本料において建物の減価償却、賃借料等のキャピタルコストは含まれるのか><入院基本料として、ホスピタルフィー的あるいはドクターフィー的なものの中には何が含まれるのか>等の具体的な論点も示された。
これらの意見を踏まえ、委員長は<入院料の議論方針は、まず、社会保障審議会の医療部会や医療保険部会で方針を決め、細部について診療報酬を中医協で決定して行く事となる為、早い時点での社会保障審議会の審議開催を望み、中医協としても効率的かつ集中的に議論を展開する旨>とした。