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ケーススタディ、新熱工業株式会社様のご紹介。

ケーススタディ

CASE4

新熱工業株式会社様(茨城県ひたちなか市)

 

「熱」の専門家集団が、新たな組織づくりを実現する新工場。

外観写真

建設地茨城県ひたちなか市
建物用途工業用ヒーター製造工場
敷地面積2,407m2(728.11坪)
延床面積3,826m2(1,157.36坪)
竣工2019年3月
建物概要鉄骨造 地上3階建て、塔屋2階建て

組織力と生産効率を高め全体を最適化

新熱工業株式会社様は、工場や店舗などにある機械装置、厨房機器などに組み込まれる電気ヒーターや加熱機器のメーカーです。同社の製品が使用されている分野は他にも半導体や液晶製造装置、航空分野まで幅広い業界に熱源を提供しています。主力製品は電熱線を絶縁材とともに金属管内に封入した「シーズヒーター」の製造。大きな特徴は、受注生産で企画から設計、製造まで自社で行う「一貫生産」であることです。

設立は1982年で、当初より、あらゆる分野のメーカーや研究施設の技術者たちの悩みや要望に応え、新たな製品を一から開発し、数多くのイノベーションを創出してきました。創業以来、磨きをかけてきたのはヒーターの曲げの技術。小さなスペースや特殊な形状のスペースにも収まるよう、ミリ単位で調整する熟練の技が光ります。卓越した技術は、規格品ではなく要望に応じる受注生産に徹してきた事で生まれました。難題に応えながら技術は進化し、いまでは極細のヒーターや10メートルを超えるヒーターがつくれる体制が整いました。1999年には品質マネジメントシステムに関する国際規格「ISO9001」を認証取得しています。

本社・技術開発センターの敷地内に完成した本社第二工場は、カーテンウォールがモダンな食堂をはじめ、休憩場所や更衣室、シャワー室など福利厚生が充実し、働きやすい環境が実現しました。以前は、本社と日立市に生産拠点が分かれていたため、部門間のコミュニケーション不足が課題でした。新工場建設を機に日立工場の生産機能を統合させ、技術営業や設計、製造、品質管理など全ての部門が一つの事務所で働けるように整備、若手もアイデアを出せる環境作りを推進しました。上下関係にとらわれずに意見交換ができ、チームワークを重視する風土も芽生えはじめています。また、新工場では、直管状のヒーターの製造から曲げ加工、組み立てまで一連の工程を新工場に導入して、生産の効率化とリードタイム短縮の実現を目指します。生産設備の充実により約2倍の生産量に対応することが可能になりました。

 
  • 新熱工業株式会社様 写真1
  • 新熱工業株式会社様 写真2
  • 新熱工業株式会社様 写真3
  • 新熱工業株式会社様 写真4
  • 新熱工業株式会社様 写真5
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  • 新熱工業株式会社様 写真7
  • 新熱工業株式会社様 写真8

新たな経営理念をスタートさせるにふさわしい新工場が完成しました。

新熱工業株式会社 代表取締役社長 大谷直子様

東日本大震災で日立市の工場が大きなダメージを受けたことをきっかけに、新工場建設の計画を進め、経験や実績が豊富な大和ハウス工業さんにご相談しました。生産の効率化や従業員たちが働きやすい環境作りに対する相談にもしっかり応えてもらえ大変感謝しています。特に法的手続きなどに関するアドバイスには大変助けられました。創業者である父から事業を継承して10年が経ち、この新工場を本格稼働させるタイミングに新たな経営理念を定めることを決めました。製造業には職人気質な風土が強く残っていますが、そうした個別最適から若い人々にも活躍のチャンスがある全体最適な組織へと変革する場としてこの新工場が大きな役割を果たしてくれると信じています。新工場の完成ですべての従業員が一同に会して仕事を進めることができるようになり、令和という新たな時代の幕開けを心機一転して事業に取り組めることを喜ばしく思っています。

新熱工業株式会社 代表取締役社長 大谷直子様

 
豊富なノウハウと技術で、最適なシステム構築をバックアップします。
製造工場や研究所などさまざまな専門分野においても数多くの施工実績を誇り、幅広いご要望にお応えします。
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