住まいの中で特に片づかないと言われているのが衣類です。
シーズンごとに増え続ける衣類の収納に頭を悩ませていませんか。
クローゼットの中を出し入れしやすい状態にしておけば、手持ちの洋服の量や種類が一目瞭然。
洗濯後のしまい方まで想定して、衣類の収納がラクになる収納スペースをつくりましょう。
寝室でのお悩みは?
- 積み重ねてしまうと取り出しにくい
- クローゼットは洋服でギュウギュウ詰め
- 衣類の長さがバラバラでクローゼットの下部がうまく使えない
- バッグの置き場所に困る
- 洋服の裾がぐにゃり
- 衣類以外のものまでクローゼットに入っている
- ベッドの上にパジャマが脱ぎ捨てられている
衣類の収納は「たたむ」より「掛ける」がラク
「たたむ」より「掛ける」方が、出し入れするのも衣類を管理するのもラクです。天井の高さを有効に使ってパイプを2段設けると、約2倍の衣類を掛けることができます。
衣類や小物をすっきり収納
クローゼット 収納例
- 手が届きにくい位置には季節ものを箱に入れて収納
- 衣類の種類や長さに合わせて収納
- 普段使う通勤バッグはクローゼットに
パジャマや部屋着入れのカゴを
パジャマや部屋着がベッドの上に置かれているのは見苦しいですね。カゴに入れておけば、片づけも簡単です。
パイプの高さは使う人の身長を基準にして決める
手を伸ばしてギリギリ届く高さにパイプを設定し、下段にもう1本パイプを設けることで、自分の身長に合った下部の空間利用ができます。
※女性の平均身長(158cm)の場合、パイプの長さは約200cm
衣類のたたみ方のポイント
セーターやTシャツ、トレーナーなどをハンガーに掛けたまま長時間置くと、重みで伸びてしまい、型崩れの原因になります。収納スペースに合わせ、なるべく平らになるようにたたみましょう。
ウォークインクローゼットはものの出し入れのしやすさを考えて計画
洋服だけでなく、シーズンオフの布団をしまったり、手持ちのタンスを入れたり、ウォークインクローゼットの使い方は人それぞれ。何をどれだけ収納したいのか、あらかじめリストアップして計画しましょう。
衣類の交通整理をすると通路幅は約70cmとれる
ウォークインクローゼットの通路幅が約50cmだと、スムーズに移動するには少し窮屈です。そこで、上着エリア(約60cm)とボトムスエリア(約40cm)を対面に分けることで、中央の通路幅を約70cm確保。移動がラクになるほか、どこに何があるのかわかりやすくなります。
ハンガーに掛けた衣類のサイズ
トップス(ジャケットやシャツなど)は55 ~60cm、ボトムス(パンツやスカートなど)は約40cmの幅があれば掛けられます。
人がスムーズに通れる最小の幅は60cm
大人が両手を合わせてひじを突き出したとき、その横幅は約60cm。手に荷物を持った時でも、70cmの通路幅があればラクに出入りできます。
手持ちのタンスを収納するなら
タンスの引き出しや扉を開けるのに必要な通路幅を考えて計画しましょう。一般的に、洋服タンスは90cm、整理タンスは105cm程度の幅が必要です。また、入り口の近くに使用頻度の高いタンス、奥にあまり使わないタンスを置きます。
オフシーズンの掛け布団は立てて収納
布団は折りたたんで収納するものと考えがちですが、丸めてバンドで留め、立てて収納する方法も。スペースをとらずにしまえます。
ウォークインクローゼットに窓は必要?
通常ウォークインクローゼットに窓はつけませんが、換気などの必要によって設ける場合もあります。窓を設ける場合、紫外線によって洋服が色褪せないよう注意しましょう。
収納について考える
部位別にチェック