[特別編]
家族共用のリビング本棚や、お気に入りをディスプレーできる壁面収納は、
暮らしの楽しみをより広げてくれます。
飾ること、魅せることにこだわった9邸のお住まいをご紹介します。
しまうだけではない、壁面収納の楽しみ方
大阪府Kさま邸のダイニングを彩るのは、エイジングの味わいを大切にした壁面収納です(写真A)。グレーのレンガをバックに、武骨なイメージの鉄骨とリユースの足場材を組み合わせたオリジナルのデザイン。最下段は天板が広めになっており、カウンターとしても使えるよう工夫されています。オブジェや書籍のほか、家族の写真をバランス良く並べて演出しておられます。
中2階に大きな本棚を設けられたのは奈良県のFさま(写真B)。みんなが頻繁に通る場所に本棚をしつらえることで、本を通じたコミュニケーションが生まれます。パソコン作業など思い思いの使い方ができるよう、カウンターも設置。リビング(写真右手)といつもつながる、Fさま邸を象徴する空間です。
美しく飾ることで家族の個性を表現
福岡県のFさまは、多目的に使える飾り棚をリビングに設けました(写真D)。市販の置き家具を利用してつくった壁面収納には、オブジェや生活用品が美しく並びます。背景のクロスとソファの色をブルーで揃え、部屋全体に統一感をもたせました。
ライブラリーコーナーをダイニングテーブルと一体化して造作したのは、石川県のYさまです(写真E)。好きな雑誌や書籍をセンス良く並べて、まるでカフェのようなインテリアを楽しんでおられます。
大阪府のMさまは、階段下のスペースを上手に生かして、飾り棚兼エアコン収納を造作(写真F)。思い出の品や写真を飾り、ご家族らしさを演出されています。スケルトンの階段とともに、印象的なインテリアをつくり上げています。
区切ったり囲ったり空間をつくる棚の役割
茨城県Tさま邸の2階ホールには、圧迫感のない高さの本棚でゆるやかに空間を区切った「サロン」があります(写真G)。ご夫妻の共通の友人が集まってにぎやかに過ごしたり、子ども達が好きな本を読みふけったり。吹き抜けによって1階ともつながった、開放感のある空間です。
鹿児島県Kさま邸の2階ホール北側、造り付けの本棚と壁に挟まれた空間は、子ども達専用のスタディースペースです(写真H)。トップライトから安定した光が入り、デスクワークに適した明るさに。椅子に座って机に向かうと、ほど良い「おこもり感」があり、勉強に集中できます。
2階廊下に「窓際ベンチ」をつくられたのは、福井県のIさま(写真I)。本棚に半分隠れて奥まった位置にあるため、子ども達にとっては隠れ家のような場所に。遊んだ後は絵本やおもちゃをきちんと棚にしまう習慣が身に付きそうです。
写真右手の壁はホワイトボード仕様。
3人の子ども達はここで勉強の教え合いをしているのだとか
使い方によってさまざまな楽しみ方が広がる、本棚や飾り棚。ご家族の暮らしに合わせて、ぜひご計画ください。
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2020年11月現在の情報となります。