大和ハウスグループは国際的な課題に対応するため、国際イニシアティブへ積極的に加盟し、同じ目標をもつ企業と連携して取り組みを進めています。
国連グローバル・コンパクト(UN Global Compact)
国連グローバル・コンパクト(UN Global Compact)は、国連と民間(企業・団体)が手を結び、健全なグローバル社会を築くための世界最大のサステナビリティ イニシアティブです。
当社は2018年4月より、国連が提唱する「国連グローバル・コンパクト」に署名しました。4分野「人権・労働・環境・腐敗防止」からなる国連グローバル・コンパクトの10原則の支持を表明しています。
SBT(Science Based Targets)
CDPとWRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)、国連グローバル・コンパクトの4団体が設立した、ESG投資において判断基準の一つとされる国際的イニシアティブで、「パリ協定」が求める水準と整合した、5~15年先を目標年とする温室効果ガス排出削減目標を企業が設定することを推進しています。
当社グループは、環境長期ビジョン「Challenge ZERO 2055」における「気候変動の緩和と適応」の目標が、科学的根拠に基づいた温室効果ガス排出量削減目標として認められ、2018年8月「SBT」認定を取得、2021年6月にSBT(Well Below 2℃水準)へ目標を見直し、さらに2023年7月には短期目標をSBT(1.5℃水準)に引き上げるとともに、「SBTネットゼロ」の認定を取得しました。
EP100(Energy Productivity)
国際的なNPO法人「The Climate Group」が運営する、事業のエネルギー効率を倍増させることを目標に掲げる企業連合。
当社は、既存・新築の自社施設での省エネルギーの推進に向けて2018年3月に「EP100」に加盟しています。
RE100(Renewable Energy)
国際的なNPO法人「The Climate Group」がCDPとのパートナーシップのもとで主催している、事業運営に要する電力を100%再生可能エネルギーでまかなうことを目標に掲げる企業連合。
当社グループにおいて、さらなる再生可能エネルギーの活用を推進するため、2018年3月に「RE100」に加盟しています。
TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)
気候関連財務情報開示タスクフォース。投資家に適切な投資判断を促すため、一貫性や比較可能性、信頼性などをもつ気候に関する財務情報の開示を企業に促すことを目的に発表された提言。
当社は2018年9月にTCFD提言への賛同を表明し、積極的な情報開示を通じて投資家等との建設的な対話を図っています。
TNFD Forum
TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures)
は、民間企業や金融機関が、自然資本および生物多様性に関するリスクや機会を適切に評価し開示するための枠組み構築を目指す国際的な組織。
当社は、2024年6月にTNFDフォーラムに参画。積極的な情報開示を進め、事業上のリスク低減や機会の創出に取り組むことで、生物多様性保全の課題解決を目指します。
The Valuable500
「The Valuable 500」は、2019年1月に開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)において発足した国際イニシアティブ。「障がい者が社会的活動へ参加できるようになることが、多様な価値を発揮できる社会を創る」という考えのもと立ち上げられました。
この取り組みは、障がい者がビジネス、社会、経済にもたらす潜在的な価値を発揮できるような改革をビジネスリーダーが起こすことを目的としており、500社以上の参加を目指し、現在世界中から240社以上の賛同企業が加盟しています。