踊鹿温泉 天の湯
汗がとまらん!
天然ラドンの底力
民話の里・遠野市にある「踊鹿温泉 天の湯」は、岩手県内で2番目の高成分を持つ天然ラドンの湯だ。井戸を掘っていたら、たまたま出てきたという、天からの恵みの湯である。
「浴場から這って出でくる人どが、ひっぐりかえる人もいで……」と、日帰り入浴施設として営業を始めた当時の様子を話す、荒川直治専務。湯力は相当だ。その頃は源泉を100パーセント使用。現在は50パーセントにおさえ、さすがに「ひっぐりがえる」お客はいなくなった。
浴槽は大小あり、大きい方は加熱泉。強い匂いはなく、やや茶色がかっている。「最初の入浴は3分まで」の注意書きが湯の強さを語る。小さいほうは、冷たいままの冷泉。加熱泉で温まったら冷泉へ。冷泉に体を沈めると、体が芯から温まっていることを実感。短時間の入浴でも、流れる汗が止まらない。長湯にご注意!
rakra2009年11・12月号掲載
2009年10月頃撮影
踊鹿温泉 天の湯
岩手県遠野市青笹町糠前9-4-1
TEL 0198-62-1122
日帰り入浴/630円
※3時間まで。1時間増すごとに150円。休憩1,210円(浴衣・バスタオル・タオル付。時間自由)(10:00~21:30受付終了)
定休日/第1火曜日(祝日の場合は翌日定休)
12/31は15:00まで。
ロイヤルシティ八幡平リゾートより120km
源泉から湧く湯は薪を燃やして温めているという。湯を飲用するとき、かすかに鉄の匂いを感じる。施設内にはラーメンやうどんが食べられる食堂も(昼のみの営業)。