TDK歴史館
楽しみながら最先端の技術に触れる
日本のエレクトロニクス産業とともに発展してきたTDK。フェライトという磁性体の開発・製造に70年以上取り組んでいる。
「TDK歴史館」は、TDKが何を創ってきたかを語る貴重なミュージアム。一般には理解しにくい磁性体も、わかりやすい展示のおかげで、楽しみながら理解できる。
ズラリと並ぶTDK製品は、まるでアートのよう。最先端のブルーレイディスク、携帯電話に300個も入っている積層チップ、パソコンのハードディスクを読む磁気ヘッドなど、普段それとは気づかずにお世話になっているものも多く、興味は尽きない。
見るほどに、日本の技術力の凄さが伝わってくる。
rakra2008年9月号掲載
2008年8月頃撮影
TDK歴史館
秋田県にかほ市平沢字画書面15(TDK敷地内)
TEL 0184-35-6580
開館時間/9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日/日曜、祝日、TDK休業日
入館料/無料
※団体見学は要連絡
ロイヤルシティ八幡平リゾートより243km
創始者は秋田県にかほ市出身の齋藤憲三。館内で目をひく巨大なバルーンは、高純度の粉末材料をつくる道具。液状の原料に熱風を吹き込みながら、均一で細かい顆粒をつくる。TDKが開発し、他業種でも応用されているそうだ。