岩手県立美術館
黄昏時からの大人のお楽しみ
萬鐵五郎、松本竣介、舟越保武と、3人の郷土作家の作品を中心に、収集・展示した美術館。講演会やワークショップ、コンサートなど、美術に親しむための催しも好評だ。なかでも年6回、さまざまなテーマで行われる、国内外の作家による企画展が喜ばれている(2011年は常設展のみ)。
「観に行きたいけど、仕事もあるし」という人に、とっておきの楽しみ方を提案したい。この美術館には黄昏時から放つ魅力がある。館内の照明が訪れた人のくつろぎの時間を演出する明かりとなるのだ。仕事を終えた頃、作品と向き合い、美術を感じる自分の心を解放してみては。
rakra2008年9月号掲載
2008年8月頃撮影
岩手県立美術館
岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
TEL 019-658-1711
開館時間/10:00~19:00(入館は18:30まで)
休館日/月曜(祝日の場合は開館)
観覧料/〈常設展〉一般400円、学生300円、高校生以下無料
※企画展については、要問い合わせ
ロイヤルシティ八幡平リゾートより約35.7km
ガラス越しに見えるラウンジのデザイナーズ・チェアで、作品の感動を振り返ってみるのもいい。照明が生み出すムードとともに美術を満喫する贅沢は、昼には決して味わえない。併設のレストラン「パティオ」では、企画展開催の際には、企画展スペシャルメニューが味わえる。季節を大切にした地産地消コース料理は、作品鑑賞後ゆったり味わいたい(19:30LO)。