CASE2
自社施設を使った実証実験を行い、環境配慮の新たな可能性を探る。
建設地 | 岐阜県岐阜市薮田東2-1-6 |
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建物用途 | 事務所 |
敷地面積 | 4,351.02m2 |
延床面積 | 3,777.73m2 |
竣工 | 平成24年10月 |
建物概要 | 地上4階建て |
大和ハウス工業 岐阜ビル(岐阜支店)では、2012年10月より「D's SMART OFFICE」の実証実験を始めています。
この施設は、従来の「パッシブコントロール」に付加する形で、自然の力を活用しているのが特徴。空調や照明のエネルギー消費量を削減する「エコボイド」を採用したことが挙げられます。
エコボイドは、建物の中央に吹き抜け空間を設け、屋上部分の排気口と自然の風圧による煙突効果で「風の道」をつくり、換気に応用する機能を持っています。また天窓に設置した、太陽電池で起動する太陽光追尾型の採光システム「ソラリス※」で、自然光を1階部分まで採りこむ”光の井戸”としての役割も担っています。
大和ハウス工業 岐阜ビルには、このほかにも岐阜の豊富な井戸水を散水やトイレ排水に利用することや、井戸水の流れる地域の動植物が植え付くことを目指したビオトープ、空間にうるおいと屋内への熱負荷低減のため屋上緑化なども設置しています。
このように大和ハウス工業は、自社物件において環境配慮における先導的な技術を積極的に取り入れ、その効果測定を十分に行い、お客様にご提案したいと考えています。
※(株)菱晃の商品です。
環境配慮という切り口から、お客様の事業に貢献します
多くの企業様より環境配慮に対するニーズが日増しに高まる中、こうした声に応えるべく、大和ハウス工業では2010年に、法人向けの建築物で、2020年までに運用時のCO2排出量ゼロを目指す「Smart-Eco Project(スマートエコプロジェクト)」を立ち上げました。
その第1弾として2011年7月に発売したのが、環境配慮型事務所「D's SMART OFFICE(ディーズスマートオフィス)」です。一般的に建物の"環境配慮"といえば、太陽光発電や蓄電池などの省エネ設備だけを想像しがちですが、自然の光や風を活かした建物設計を施す「パッシブコントロール」、最新の省エネ設備を取り入れて快適性の向上と省エネ効果を促進する「アクティブコントロール」、それらを適正に制御して施設全体のエネルギーマネジメントを行う「「スマートマネジメント」という3つのアプローチでご提案します。
この3つの特徴は、ただ施設の機能として存在するのではなく、お客様の事業環境に合わせて必要なものを選択し、さらに使い方についてもご提案を行うことで、建築後の業務スタイルにも好影響を与えることが本来の目的。いわば「D's SMART OFFICE」は、単なる環境性能の高いオフィスにとどまらず、知的生産性の向上にも貢献いたします。