学校法人古藤学園
浦和専門学校本校舎
25.77°
浦和駅から列をなし、多くの学生達が建物に吸込まれていく。しかし、学生数に対して活気を感じられない、学校としての活気を内に秘めた建物。そんな印象を既存校舎に感じました。本計画により、明るく活気に満ちた地域に愛される学校となって欲しいと考え計画を始めました。計画地をみると、浦和駅からのアプローチに対して“ツノ” が生えたような敷地形状をしていました。その特徴的な“ツノ”部分に合わせるように外壁を 25.77°開き、屋内階段を配置することで、外部へ活発な動きが現れるように計画しました。屋内階段の手摺には「古藤洋裁研究所」として設立した創設者 古藤早代子氏 の「明日を生きるために学ぶ」精神・思いを乗せ、ミシン目をモチーフとしています。建物の中心部には、図書室を設け、吹抜けを介しどの階からも学生同士の気配を感じ、交流を深め合える空間としています。エントランスポーチにはダイナミックに折り曲げられたアルミパネルの外壁・円柱が依り代となり、今後 生徒と地域コミュニティー形成の場となればと考えています。
設計者
ARCHITECT
大和ハウス工業株式会社
岡根 孝純
内山 雄太
迫 由希
作品基本情報
SPECIFICATION
作品名 | 学校法人古藤学園浦和専門学校本校舎 |
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物件住所 | 埼玉県さいたま市浦和区 |
竣工日 | 2021年3月 |
建物用途 | 専修学校 |
構造 | 鉄骨造 |
階数 | 3階 |
敷地面積 | 493.50m2 |
延べ床面積 | 1,037.60m2 |