MARUEI Galleria
商店街の賑わいを未来へつなげる、期間限定商業施設
名古屋市栄地区、2018 年に惜しまれながら閉店した旧丸栄百貨店跡地に将来構想のため、10 年という期間限定で商業施設を整備する計画。1街区の半分を占める敷地面積の大きさから、旧丸栄百貨店跡地の地主・地元商店連合会から、街の活気、魅力が失われることを危惧され、商業施設という都市機能を継続させる開発を要望されました。 感染症による在宅ワークの普及、栄中心部の居住者や共働き家庭の増加という、現代の社会状況を考慮し栄地区で今、求められる食の形態、「グローサリー」「中食」「日常利用できる外食」の3 つをメインとした「普段使いしやすい施設」としました。
また、計画地は3 つの道路に面しており、それぞれに商店街組合が存在しています。現状、コインパーキングや大型商業施設のバックヤードにより、商店街通りが分断された状態となっていました。そこで各通りに面して店舗を配置し商店街通りの連続性を確保する計画としました。
街・道・人同士を結び付け、10 年という制約の中で今を大切にし、後の未来へとつながる建築を目指しました。
設計者
ARCHITECT
大和ハウス工業株式会社
木下 淳
西川 正純
昇 佐智夫
河野 伸弥
作品基本情報
SPECIFICATION
作品名 | MARUEI Galleria |
---|---|
物件住所 | 愛知県名古屋市中区 |
竣工日 | 2021年3月 |
建物用途 | 百貨店 |
構造 | 鉄骨造 |
階数 | 3階 |
敷地面積 | 4,879.61m2 |
延べ床面積 | 11,333.74m2 |