関電不動産高麗橋ビル
ALC外壁への挑戦
歴史的建造物や近代的なオフィスビルが建ち並ぶ三休橋筋の街並みに調和するデザインを求めると共に、外壁をALCのみでどこまでできるか挑戦しました。
ファサードデザインで挑戦・工夫した代表事項として
・天空率目一杯のボリュームの為、「切り取る」事によるボリュームデザイン
・ALCフラットパネルにより、版間目地をシャープに
・アルミサッシは内部額縁スペースを外部に置き換え、抱きのあるサッシにする事で、サッシ陰影により、ALC建築にありがちな均一感を無くした
・最小限のカーテンウォールによるボリュームデザインと低層部の高級感を演出
・三休橋筋のガス燈に調和する行燈の様な優しい照明により夜の顔を演出
等々のデザイン工夫により、建築主様に実コスト以上の価値を提案し、受け入れられた事で
高原価率で利益に寄与すると共に、建築主様からの信頼も得られた案件となりました。
設計者
ARCHITECT
大和ハウス工業株式会社
植松 誠
徳光 美紗代
谷岡 太
作品基本情報
SPECIFICATION
作品名 | 関電不動産高麗橋ビル |
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物件住所 | 大阪市中央区 |
竣工日 | 2021年2月 |
建物用途 | 事務所 |
構造 | 鉄骨造 |
階数 | 9階 |
敷地面積 | 734.25m2 |
延べ床面積 | 4,204.42m2 |
2024年2月掲載