H.U. Bioness Complex
「つなぐ・みせる・はぐくむ」
この施設は様々な知見を持った人と人がつながり、その豊かな知識と技術を魅せて共有し、ヘルスケアの新たな共創が育まれる、人の命に寄り添う価値創造の拠点として建設されました。デザインコンセプトは「Biophilic Village(バイオフィリックヴィレッジ)」。人と自然が密接に関わることで豊かな発想を促し、働く人や訪れる人の心を癒し、人々の活気と交流が満ち、感度の高い交流を促すことでさらなる「知」を生み出すランドスケープデザインを追求しました。各棟をつなぐ流線型の回廊は土地のレベルに合わせたスロープでつながり通路としてだけでなくカフェや展示空間などの様々な機能も有しています。エントランスの壁には多摩産材を使用し、経年と共に飴色に変化する時の流れを共有します。施設中央の庭には川が流れせせらぎに癒されます。200人収容の大ホールは「林間ギャップ」をコンセプトに多面構成による木目の壁面により木々の中から空を見上げた空間をつくり、円形では難しいと言われているホールの音響空間を多角の2重壁により実現しています。
設計者
ARCHITECT
大和ハウス工業株式会社
網代 孝生
河又 大起
松本 隆
富谷 保彰
小亀 裕侍
中西 範英
西尾 淳
作品基本情報
SPECIFICATION
作品名 | H.U. Bioness Complex |
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物件住所 | 東京都あきる野市 |
竣工日 | 2020年11月 |
建物用途 | 研究所 |
構造 | 鉄骨造 |
階数 | 2階 |
敷地面積 | 122,016.11m2 |
延べ床面積 | 9,004.39m2 |