阪南ネオポリス
大阪府南河内郡
大阪府南河内郡にある阪南ネオポリスは、都会の喧騒から離れ、自由で落ち着いた暮らしを実現した「<青>と<緑>の完全計画住宅地」として1972年から分譲を開始した郊外型戸建住宅団地です。大阪・梅田までは電車で約90分と少し時間がかかるものの、子どもたちにはゆったりとした環境で過ごしてもらいたいという、今も昔も変わらない子育てニーズに応え、多くの家庭の理想を実現してきたまちと言えます。
当時、同じ世代の人々が同時期に住まいを持ち始めたことから1990年後半に入り徐々にまちの高齢化が加速し始めました。こども園の閉鎖や、人口流出に伴い地区内の空き家・空き地が合わせて70か所を越えるなど「自由で落ち着いた暮らし」からは少し寂しく静かな時間が多く感じられるようになりました。そこで、まずはまちを知ることから始めており、どのように再耕を進めるべきか地元組織の方々など住まい手の方と意見を交わしています。
阪南ネオポリスのまちづくりは、地区にお住いのみなさまご自身にまちのことを考えていただくきっかけ作りから始めています。「大きなプロジェクトは、一朝一夕には進まない。でも、大勢の方々に『主役』として参加していただくからこそより良いものになって実現する。」といったまちの方からいただいたご意見を基に、人と人との関係づくりを重視することが何より重要だと考えました。
一昨年は、まちの中にある施設をお借りして地域交流イベントを開催。お子さまから高齢の方まで、たくさんの方にご参加いただきました。桜の名所ともいわれ親しまれている丘や教育・文化施設など、まちの個性を教えていただいたり、今のお困りごと・悩みごとなどを教えていただきました。たくさんの方との繋がりを経て解決するべき課題に向き合い、感動を分かち合うまちの実現を目指します。
阪南ネオポリス
について
- 入居開始時期:1972年~
- 開発面積:約74万m2(東京ドーム16個分)
- 総区画数:約1,980区画
- 高齢化率:約38%(2020年現在)
- 人口:4,532人(2020年現在)
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