【DATA】
■所在地:三重県 ■家族構成:夫婦+子ども1人 ■商品名:xevoE ■敷地面積:354.40m2(107.2坪)
■延床面積:164.59m2(49.78坪)/ 1階床面積:93.17m2(28.18坪) 2階床面積71.42m2(21.60坪)■施工年月:平成25年9月
ご夫婦ともに海外ドラマが好き、という三重県にお住まいのMさま。
新居を建てるにあたり、好きなドラマや雑誌などのイメージから、
ライフスタイルに合った空間を創り出しました。
その象徴となるのが「キャリーのクローゼット」。
ファッションやインテリアを心から愉しむ、
高感度なおふたりらしい住まいが誕生しました。
方法1:キャリーのクローゼット
映画化もされた人気海外ドラマ『SEX AND THE CITY(SATC)』。主人公キャリーのクローゼットといえば、美しいドレスや靴がずらりと並んだ、夢の空間。こちらのクローゼットにも、悦子さまの「心を動かすもの」がたくさん詰まっています。
「身支度をするだけで気分が上がる、大きな鏡とソファにシャンデリアというしつらえ。美しく飾られた奥のガラス棚から差し込む光が、このクローゼットを「収納」という本来の目的をはるかに超えた、居心地のいい空間にしています。
オーナー悦子さまのこだわり
『SATC』のドラマが大好きで、キャリーのクローゼットは憧れでした。パーティドレスや靴やバッグ、小物などがひと目で見渡せる収納力がほしかったのですが、広いだけでなく明るい空間になって、とても気に入っています。ネイルなどができるスペースもあるので、育児がひと段落したら、この部屋にこもることが多くなりそうです。
Team-xevo(チーム・ジーヴォ)からのメッセージ
「キャリーのクローゼット」というヒントをいただいたので、すぐに映画のDVDでクローゼットのシーンを繰り返し見て、イメージを膨らませました。映画をただ模倣するのではなく、悦子さまらしさを加えるために、ネイルなどの作業ができるスペースを加えたり、ガラスの棚を設置しました。
ガラスを張るだけでなく、棚をご提案したのは、それまでのお打ち合せでおふたりのインテリアに対するお考えをうかがい、悦子さまが美しく飾ってくださる、と確信していたからです。このガラスの棚は、玄関の吹き抜け上部、外から入ったお客様が最初に目にする部分でもあります。夜にはタイマーで明かりが灯り、Mさま邸のシンボル的な空間になっていると思います。
方法2:好きなデザインや素材にこだわったインテリア
「キラキラしたものが大好き」という悦子さんと、「シックなデザインに惹かれます」という慶幸さん。一見好みが分かれている印象ですが、Mさま邸のインテリアは「華やかさ」と「落ち着き」がバランスよく兼ね備えられています。
オーナー慶幸さまのこだわり
妻との好みは分かれるところもあり、共通する部分もあります。その細かいテイストを理解されていて、提案いただく壁紙などは「まさにこれ!」というものが多かったです。インテリアにタイルを使いたいと相談したところ、壁に張るといいのでは? と提案してもらいました。結果的に2人が満足できるインテリアになったと思います。
Team-xevo(チーム・ジーヴォ)からのメッセージ
以前のお住まいに伺ったり、打合せを重ねるなかで、おふたりが家具やインテリアにこだわりをお持ちだということがわかりましたので、それぞれのお好きなデザインやテイストについてイメージを固めていきました。壁紙などの提案では、「これなら好きに違いない」というものを、こちらで絞り込んでからお持ちしています。リビングの壁は、タイルを張った壁や石張りの壁など、おふたりのテイストを考えながら、違う素材をミックスさせることで空間に表情をつけました。慶幸さんは絵もお好きでたくさんお持ちのようでしたので、今後、アート作品をさらに飾ってもしっくりなじむように、全体のインテリアのご提案をさせていただきました。
方法3:空間の高低差を使って、アクセントをつける方法
海外ドラマのシーンを思わせる、キッチンから床の位置が数段下がったリビングルーム。キッチン・ダイニングとの間に動きが生まれ、スタイリッシュな印象です。間接照明が映える折上げ天井をはじめ、空間の高低差を活かして部屋にメリハリをつけるような工夫が随所に隠されていました。
オーナー慶幸さまのこだわり
リビングの床を下げるアイディアは海外のドラマで見かけて、いいなあと思っていたので、一番最初にお願いしました。天井を高くしたいという思いはありましたが、具体的なイメージはなかったので、天井に高低差をつけて低いところに壁紙を張る、というアイディアはすごくいいな、と思いました。空間が引き締まり、とても気に入っています。
Team-xevo(チーム・ジーヴォ)からのメッセージ
リビングの床を下げたい、というご希望がありましたので、それに合わせてキッチン・ダイニングの天井に高低差をつけるなどして空間に動きを出しました。リビングの床を下げたことで壁面の一部がどうしても厚くなるという設計上の制約が出たのですが、厚くなった壁面にくぼみをつけて絵を飾るスペースを設け、壁の上部に照明を入れたことで、逆にリビング全体にアクセントがつけられたと思います。設計上の制約を、いかにお客様のメリットに変えられるか、営業、設計、インテリアコーディネーター、工事担当といった、違う分野のプロが意見を出し合ってベストな答えを出す。それがTeam-xevo(チーム・ジーヴォ)での仕事の強みであり、醍醐味です。