キッチンを考える前に、キッチンの「形」について知っておきましょう。
それぞれの特徴をよく理解して、ライフスタイルに適したキッチンを選びましょう。
キッチンスタイル
キッチンを囲む「空間」のバリエーション。調理スペースに対する立ち位置とダイニングとの関わり方 がポイントです。
ダイニング側からも調理に参加できる「センターキッチン」
みんなで囲めてコミュニケーションの中心となるキッチン
- ◎家族や友人など2 人以上での調理・配膳に適している
- ◎ダイニング側を見渡せるので、小さな子どものいる家庭でも安心
- ◎吊戸棚がなく開放感と広がりのある空間づくりができる
- △散らかっていると目につきやすい
- △臭いや油煙がダイニングやリビングに広がりやすい
キッチンを挟んで会話ができる「セミオープンキッチン」
手元を隠しながら家族とのコミュニケーションを楽しめるキッチン
- ◎ダイニング側を見渡せるので、小さな子どものいる家庭でも安心
- ◎開放感と広がりのある空間づくりができる
- △臭いや油煙がダイニングやリビングに広がりやすい
つながりながらキッチンを隠す「セミクローズドキッチン」
散らかりがちなキッチンを隠しながらダイニングとのつながりを持てる半個室型キッチン
- ◎ダイニングとのつながりがあり、明るく調理中の孤立感が低い
- ◎多少散らかっていても目につきにくい
- ◎臭いや油煙がダイニングやリビングに広がりにくい
- ◎調理に専念しやすい
- △夏場は熱気がこもりやすい
調理や後片づけにも参加できる「オープンキッチン」
ダイニングとひと続きで構成された明るく開放的なキッチン
- ◎配膳がスムーズで動線が短い
- ◎ダイニングやリビングからも採光が取れる
- ◎比較的小さめの間取りでも設置できる
- △散らかっていると目につきやすい
- △臭いや油煙がダイニングやリビングに広がりやすい
調理に専念できる「クローズドキッチン」
ダイニングからも見えず独立した空間で調理に専念できるキッチン
- ◎多少散らかっていても目につきにくい
- ◎臭いや油煙がダイニングやリビングに流れにくい
- ◎調理に専念しやすい
- △ダイニングとのコミュニケーションがとりにくい
- △夏場は熱気がこもりやすい
キッチンレイアウト
キッチンの「構成」バリエーション。
アイランド型
キッチンが壁に接することなく島のように独立したレイアウト。
ペニンシュラ(半島)型
キッチンセットの一部が壁から半島のように突き出した対面式レイアウト。
U型
U字(コの字)型に配列するレイアウト。調理・配膳スペースや収納なども確保しやすい。
L型
キッチンをL字型に並べたレイアウト。コーナー部分は収納に工夫が必要だが、調理・家電スペースとして有効に使える。
I型
キッチンセットを一列に並べたシンプルなレイアウト。