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踏み出せない理由とは?持ち家の所有意欲に関するアンケート

ダイワハウスでは、持ち家の所有意欲に関するアンケートを実施しました。
所有を検討している人、すでに所有している人、
所有を考えていない人のそれぞれの意見から、家づくりの手がかりを探ってみませんか。

調査時期 2022年3月15日〜3月28日
調査対象 My House Palette メールマガジン会員
有効回答数 757件
調査方法 My House Palette メールマガジンでのアンケート

Q1. 将来、自分が住む家を購入したいと思いますか?

「思う」「どちらかというと思う」を合わせると、全体の39%に持ち家の所有意欲があることが分かりました。

Q2. 持ち家に対する気持ちで、最も近いものはどれですか?

持ち家に対する気持ちを、年代別に聞いてみました。20代で最も多かったのが「現在所有しておらず、将来は所有したいと思っているが具体的には検討していない」(40%)で、すべての年代の中で最も多い割合になりました。「現在所有しておらず、将来は所有したいと思い(ある程度)具体的に検討している」(21%)と合わせると、20代の61%に所有意欲がみられます。

その一方で、「現在所有しておらず、将来も所有したいとは思わない」(19%)の割合もすべての年代の中で最も高くなっています。ライフステージの変化がある20代では、持ち家の所有に意識が向いていない人もいるようです。

年齢を重ねるにつれて持ち家所有率は上がり、40代になると持ち家所有率が半数を超えています。

では、それぞれの回答理由を見ていきましょう。

現在所有しておらず、将来も所有したいとは思わない

  • 金銭的に余裕がないので賃貸でいいかなと思う(30代)
  • 近い将来、大地震が起きる可能性が高い地域で家を持つことはリスクだと考えている(40代)
  • 隣人トラブルが起きても、賃貸なら気軽に引っ越すことができる(50代)

現在所有しておらず、将来は所有したいと思っているが具体的には検討していない

  • 将来的には欲しいが、住みたい街を探すところから考えなければならないと思うと重い腰が上がらない(30代)
  • 家賃が高いので購入を視野に入れてもいいかなと思うが、金銭面の勉強から始めなければ(40代)
  • 賃貸で都心の生活を満喫してきたが、そろそろ終(つい)の棲家(すみか)を考えたい(50代)

現在所有しておらず、将来は所有したいと思い(ある程度)具体的に検討している

  • 妊娠を機に戸建てで伸び伸びと子育てがしたいと考えるようになり、マイホーム貯金を始めた。育休が明けて共働きになったら住宅ローンを組もうと計画している(20代)
  • 賃貸は将来的に審査ではじかれる可能性があるので持ち家が欲しい。ただ、高額な買い物なので躊躇(ちゅうちょ)している(30代)
  • 子どもが小学校に入学するタイミングで永住地を決めたい(30代)

持ち家の所有を考えていない人の理由として目立ったのは「金銭面の不安」でした。同時に、賃貸にメリットを感じている人も少なくなく、「隣人トラブルが起きても転居できる」「転勤になっても対応できる」「賃貸ならいつでも新しい家に住み替えられる」という意見もありました。

所有意欲はありながらも具体的に検討していない人の理由としては、「金銭面」と「土地選び」がハードルとなっている印象です。
では、すでに持ち家を所有している人の意見はどうでしょうか?

「すでに持ち家を所有している」と答えた人の意見と
築年数別の傾向は?

まずは「すでに所有している」と答えた人の意見とその理由を見てみましょう。

すでに所有しており、しばらく住み続ける予定

  • 点検やアフターメンテナンスもしっかりしていて、今の家に満足している(現在の住まいは築年数約0〜5年の新築戸建て注文住宅)
  • 子どもの教育・地域社会とのつながりを考えるとこのまま住み続けたい(現在の住まいは築年数約6〜10年の新築マンション)
  • 閑静な住環境なのでずっと住み続けたい(現在の住まいは築年数約11〜20年の新築戸建て建売・分譲住宅)

すでに所有しているが、リフォームしたい

  • 子どもが巣立った後の部屋のリフォームや3重窓など、快適さを求めたリフォームをしたい(現在の住まいは築年数約11〜20年の新築戸建て注文住宅)
  • 隣家のバルコニーが近く、道路から玄関が丸見えでプライバシーが守られず住みにくい(現在の住まいは築年数約6〜10年の新築戸建て注文住宅)
  • ライフスタイルの変化や経年劣化もあり、都度リフォームを行っていきたい(現在の住まいは築年数約6~10年の新築戸建て建売・分譲住宅)

すでに所有しているが、将来は住み替えたい、または住み替える予定

  • 今は便利な都心よりの家を所有しているが、老後は自然豊かなお気に入りの場所を見つけて移住したい(現在の住まいは築年数約0〜5年)
  • 勢いで新築の建売を購入して後悔。今度は満足のいく住まいを建てたい(現在の住まいは築年数約21年以上)
  • 年を取って家が広すぎる。平屋の方が使い勝手がいい(現在の住まいは築年数約21年以上)

次に築年数別に持ち家所有者の意見を分析してみます。リフォームをしたいという意見は築年数が約6~10年以降になると増えてくる傾向で、築年数が約21年以上になると38%がリフォームを希望しています。

また、住み替えニーズも築年数の経過とともに増加。戸建てから利便性の高いマンションへ、夫婦二人になりミニマルな家へ、都市部から自然豊かな郊外へと、思い切った生活環境の変化を希望する人もいました。

Q3. 持ち家にはどんなイメージがありますか?
(すでに所有している人は実感)(複数回答)

各項目はいわば、持ち家のメリット・デメリットといえる内容です。「住宅ローン完済後は手元に資産として残る」「マイホームというステータスを得られる」は、購入後に特に実感が増す部分のようです。

「ある程度の頭金が必要」「地震などの災害で損壊したときが大変そう」「転勤など生活・環境の変化に柔軟には対応できない」「資産価値が低下するリスクがある」の項目は、持ち家非所有の人の回答が大幅に上回っており、購入に至らない理由になっている可能性があります。

Q4. 持ち家の購入を考えている人は
いつ頃を予定していますか?

最も多かったのが「未定」(56%)で、「2~3年以内」(16%)、「1年以内」(8%)、「現在購入準備中」(7%)と続きました。購入意欲はあるものの、未定がかなりの割合を占めている理由を探ってみましょう。

Q5. 持ち家の購入を考えている人は購入する上で
何が障壁になっていますか?(複数回答)

Q2.の回答からも予想された通り、「毎月の住宅ローンの支払い」「頭金の準備」「住宅ローン審査が通るか不安」といった金銭面の不安が懸念材料になり、マイホーム購入に踏み出せない人が少なくないようです。金銭面の不安が理由で購入を先延ばしにしているのであれば、早い段階でファイナンシャルプランナーに相談してみると、解決の糸口が見つかるかもしれません。

また「住みたいエリアを絞りきれていない」(28%)という回答に関しては、リモートワークで毎日の通勤が不要になった人が増え、住む場所の選択肢が広がっています。ダイワハウスでは土地探しのご相談も受けていますので、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

持ち家を所有しない賃貸派の意見や、「所有を検討中」「すでに所有している」といった意見に触れて、持ち家に対する考えが変わった人もいるかもしれません。また、所有を検討している人にとっては、すでに所有している先輩の意見は参考になる部分もあると思います。

少しでも家が欲しいなと感じたときが、検討のタイミングです。住まいづくりのプロに相談してみてはいかがでしょうか。

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