住宅は一生に一度の買い物。理想の家を建てたのに
「イメージしていたのと違った…」となるのは避けたいものです。
そこでダイワハウスが新たに開発したのが、
住宅の完成イメージをよりリアルに体感できる「VRプレゼンシステム」。
注文住宅の購入を検討されている、
30代のマイハウスパレット読者ご夫妻に体験していただきました。
Profile
大和ハウス工業株式会社 住宅事業本部
マーケティング室顧客体験改革グループ
山口 知洋
宅地建物取引士
2001年大和ハウス工業に入社。住宅営業としては東京で営業所長まで経験。本社では各種コラボレーション企画などを担当。現在は主に住宅DX関連の企画を担当。
VRを活用した人は家づくりの満足度が高い
小橋さま(仮名)ご夫妻:いつかは注文住宅を購入したいと考えていますが、分譲住宅と違って実物を体感できないのがネックですよね。自分たちの理想に近づけた家を設計しても、入居後に「こんなはずじゃなかった…」となりそうで、ためらってしまいます。
山口:おっしゃる通りです。新築住宅の出来上がりを想像するのは難しく、建てた後に後悔する人は少なくありません。実際、当社の調査※でも注文住宅購入者の約4割が自宅に対して何かしら「後悔している」と回答し、「非常に満足」と回答した人は約2割にとどまりました。完成形をイメージして設計時にベストな選択をするのは難しく、ギャップが生じてしまうのが現状です。
小橋さま(仮名)ご夫妻:住宅展示場にも足を運んだことがありますが、建てる家とは大きさや間取りが違い過ぎて、イメージしにくい部分もありました。
山口:特に間取りに関しては、家づくりの際にこだわった人が最も多いポイントにもかかわらず、後悔したもののトップにもランクインしていました。平面の間取り図や、完成イメージのパースだけで完成形を把握するのは限界があります。そこで、お客さまに安心して家づくりをしていただけるよう、ダイワハウスではVRを活用して、実際に家の中を自由に歩き回るように体感できる「VRプレゼンシステム」を新たに導入しました。
先述のアンケート調査でも、住宅展示場の見学に加えて「VRプレゼンシステム」を使った人は、使っていない人に比べて家づくりを「後悔している」と答えた割合が約10%低く、間取りに「満足している」と答えた人の割合は約10%高い結果となりました。
小橋さま(仮名)ご夫妻:頼もしいですね。ぜひ体験してみたいです!
※【VRシミュレーションを展開する「大和ハウス工業」9月4日(月)~2023年9月6日(水)調べ】
理想の家づくりがかなう、相談から設計までの流れを体験
山口:実際の家づくりの打ち合わせの流れと、新たなVRプレゼンシステムをぜひご体感いただきたいと思います。今回は、「大和ハウスのSmart Made Housing.」をご紹介します。これらは、あらかじめ用意された間取りや外装・内装・住宅設備などのパッケージから、お好みのものをチョイスしていく建て方です。選べるプランは現時点で747プラン(2024年4月現在)。ダイワハウスが過去に手掛けた分譲住宅・注文住宅の中から直近2年間に限定し、住みやすく人気の高かった間取りやお客さまの評価が高かった間取りを抽出し、設計に調整を加えたものです。
小橋さま(仮名)ご夫妻:想像していたよりも選択肢が豊富なんですね。注文住宅でも分譲住宅でもない、こういう建て方があるとは知らなかったです。
山口:住宅展示場での初回の打ち合わせ時には、お客さまがどんな暮らしをされたいのか、ご要望に耳を傾けてヒアリングシートにまとめます。これから、いくつかの住まいのイメージをビジュアルでお見せしますので、いいなと思ったものを直感でお選びください。
小橋さま(仮名)ご夫妻:(画面をじっくり見ながら)左から2番目がいいですね。あとその下も…、右のも好きです。
山口:吹き抜け、回遊動線など、お客さまが特にかなえたいと思う住まいのご要望はありますか?
小橋さま(仮名)ご夫妻:キッチンを中心とした回遊動線のある間取りに憧れます。帰宅した家族と自然と会話が生まれるリビング階段もいいですね。
山口:では、お客さまのご希望の条件を「プラン検索ツール」に入力して、プランを絞り込んでいきましょう。さらに、お客さまの建設予定地の条件から、建築可能なプランを絞り込んでいくと…10プランがヒットしましたね。
小橋さま(仮名)ご夫妻:私たちが希望する住まいの条件がちゃんと盛り込まれていますね。注文住宅でないと理想の家は建てられないと思っていましたが、これならかなり理想に近い家になりそうです。
山口:間取り図の横にある2次元コードをスマートフォンで読み込むと、定点VRでリビングの様子が確認できるので、ぜひご自宅でも見てみてください。
納得のいくまで空間シミュレーションができる
山口:お客さまと打ち合わせを重ね、ご希望のプランが決定したら、プロが厳選した外装・内装・住宅設備のパッケージからお好きなものを選んでいただきます。外装は13パッケージ、内装は10パッケージ、住宅設備(システムキッチン・洗面化粧台・システムバス)は各3社をご用意しています。
小橋さま(仮名)ご夫妻:同じ間取りでも外壁の色を変えるだけで印象がかなり変わりますね。内装カラーもどれも素敵で目移りします。シックな雰囲気、ナチュラルな雰囲気など、さまざまなパターンで色変更したイメージが、即座に確認できるのが分かりやすいですね。
山口:特に内装に関しては多くのお客さまが迷われる部分です。実際に「VRプレゼンシステム」で確認してみましょう。先ほどスマートフォンで見ていただいた定点VRは、決められた場所からぐるりと見回すことしかできないので、「その先が見たいのに…」というご要望も多くありました。「VRプレゼンシステム」ならゲームコントローラーを操作して高精細な3Dデータの中を自由に歩き回ることができます。先ほどお選びいただいた外装と内装が反映されたものがこちらです。
小橋さま(仮名)ご夫妻:とても分かりやすいですね!ここまでつくり込んでくれるなんて感激です。特に、外壁の質感がすごくリアルです。
山口:ありがとうございます。ぜひ、室内に入ってみてください。
小橋さま(仮名)ご夫妻:わぁ〜リアリティがすごいです。実際に歩き回っているような感覚で、部屋のサイズ感や視線の抜けまで体感できますね。画像が奇麗で動きも滑らかです。光の差し込み具合もリアルですね。
山口:敷地の周囲の状況にもよりますが、日時を設定すれば、季節ごとのリビングへの光の差し込み具合も確認することができます。視点の位置も自由に変えられるので、キッチンに立ちながらリビング・ダイニングがどのように見えるかなども分かりますよ。
小橋さま(仮名)ご夫妻:すごいですね。立体的なパースを自由に動かして確認してみると、「ここをもうちょっとこうしたいな」という希望がいろいろと出てきました。リビングが明る過ぎる感じがするので、もう少し落ち着いた感じにできますか?
山口:そうしたご希望にも即座に対応できるのがこのVRプレゼンシステムの大きな特長です。例えば床の色をダークな色味に変えて、数十秒ほど待てばすぐにVRのデータに変換できます。
小橋さま(仮名)ご夫妻:わぁ!全然違う雰囲気になりますね。いいですね!
山口:さらに、屋根の上から家を俯瞰で眺めることもできます。実際はなかなか見られない光景ですよね。太陽光発電のソーラーパネルがどんな感じで載っているかも分かります。
イメージが伝わるから、理想の住まいに近づく
小橋さま(仮名)ご夫妻:図面やパースだけでは分からなかった部分もイメージが伝わってきました。どこを変えれば理想の家に近づくかが分かったので、VRで確認できて良かったです。
山口:そう言っていただけてうれしいです。「VRプレゼンシステム」を活用したおかげで、収納場所の変更や壁を取り除きたい場所、パントリーの変更といった具体的な修正ポイントが分かり、間取りの再検討ができたというお客さまの声もいただいています。この3DデータにアクセスできるURLをお渡しするので、ぜひご自宅でも、ご家族皆さまでご体感ください。
小橋さま(仮名)ご夫妻:コロナ禍を機に、VRを使った内覧が増えてきたように思いますが、ここまで画像が奇麗なものは初めてですし、ウォークスルーで自由に歩き回れるのが楽しかったです。床の色などもあれこれ確認できるので、納得がいくまで選ぶことができそうです。
山口:ありがとうございます。住宅業界でも定点から周りを見渡せるVRはさまざまな場所で活用されていますが、このような高精細なVR3Dシミュレーションは、データ作成に要する時間やコストの関係で、すべてのお客さまにVR提案を行うのが難しいといった課題が業界全体にありました。高画質な動画の作成は数日、パースの作成でも数十分〜数時間かかるのが現状です。さらに「床の色を変更したイメージを見てみたい」といったご希望があった場合には、次回の打ち合わせ時までお待たせすることが常でした。
「VRプレゼンシステム」なら、プラン作成ソフトから数十秒で変換できるので、修正したものをその場でお客さまにご覧いただき、納得のいくまでお選びいただけます。どのような家になるのかイメージしやすいので、時間を要する家づくりの打ち合わせもスムーズです。後悔のない家づくりの一助となるのではないかと思っています。
小橋さま(仮名)ご夫妻:私たちが家を建てるときは、ぜひ「VRプレゼンシステム」を使って、後悔のない家づくりをしたいです。
※「VRプレゼンシステム」は全国のダイワハウスのリビングサロンでのみご覧いただけます。
まとめ
「VRプレゼンシステム」は、「大和ハウスのSmart Made Housing.」を中心に、自由設計でも導入しています。高精細なVR3Dデータの中を自由に歩き回って、家づくりのイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか。